どう決めますか?住まいの色とデザイン
生活の中心的な存在であるリビングやダイニング。暮らしやすい空間作りをすることで、生活がさらに豊かになります。
そこで今回は、居心地の良い空間を目指したリビングレイアウトの基本やテクニックを紹介します。
居心地の良い空間づくりは生活動線の確保にあり
最近では、リビングとダイニングが大きな空間にひとつにまとまったリビングダイニングという考え方が主流になっています。そこで気になるのが、リビングのソファとダイニングテーブルのレイアウト。仕切りのないリビングダイニングでは、レイアウトの自由度が高い反面、レイアウトがしっくりこないと落ち着かない煩雑な空間になってしまいます。
リビングを居心地の良い空間にするための基礎知識として、もっとも大切なのが生活動線が確保されていること。暮らしやすいレイアウトとは、「生活動線がしっかり確保されている空間」として覚えておきましょう。
目安として、人が歩く為に必要なスペースは、〈人が横をすり抜けられる空間:横幅約40cm以上〉〈1人が正面を向いて歩ける空間:横幅約60cm以上〉〈2人がすれ違うことができる空間:横幅約1m以上〉の空間を確保しないとストレスが生じるとされています。具体的にソファの周辺では、〈ソファとローテーブルの空間:横幅約30cm以上〉〈ローテーブルとテレビの空間:横幅約60cm以上〉、また、ダイニングテーブル周辺では、〈チェアに座るための空間:約40cm以上〉〈チェアを引いて立つための空間:約60cm以上〉を参考にすると良いでしょう。