食卓を楽しむ
軒(のき)と庇(ひさし)は混同されがちですが、軒は屋根が家の壁面から外側に出ている部分、庇は玄関や窓の上に設ける突き出しのこと。軒先、軒下といった言葉もお馴染みですね。
住宅における軒の役割は主に、夏場の強い日差しを遮って室内温の上昇を抑えること(特集参照)、窓や玄関の雨除け、雨に含まれる空気中の汚れの付着や直射日光によるいたみから外壁を守り、長持ちさせることの3つが挙げられます。
軒の出(壁から軒先までの距離)は90cmが標準的。設計上の理由で軒を用いたくないという場合は、外壁に汚れの落ちやすい素材を使用するなどの配慮を忘れずに検討しておきましょう。