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廣瀬貴志

失敗しない不動産・建築業者選びのプロ

廣瀬貴志(ひろせたかし)

住まいづくりの相談窓口「hi-s」(ハイズ)/ヤマイチ株式会社

コラム

ウッドショックと住宅購入

2021年8月6日

テーマ:家づくり相談

コラムカテゴリ:住宅・建物



現在、住宅業界ではウッドショックが大きな問題となっています。

ウッドショックとは木材が品不足となりなかなか入手できないことで木造住宅の工期が遅れたり、入手できたとしても物凄く値上がりしており住宅価格も値上がりしてしまっている問題。

原因は世界的な住宅建設の需要増による木材不足なのですが、国外の要因が大きいためいつまで続くのか見通せない状況で、これから住宅を取得しようとする人も建築業者もとても困っています。

そんな中、注目されているのが既存住宅のリノベーションです。

既存住宅の木材を活かして新築並みにリフォームする新しい考えの住まい取得方法で、木材のニーズはほとんどありませんので、ウッドショックの影響は回避できます。

---何より特筆すべきはそのコスパ!---

下記は富山市のあるリノベーション住宅と、偶然お向かいに立っていた新築建売住宅の比較です。

〈建売住宅〉

土地 51.76坪×14万=724万円

建物 34.84坪×約53.5万=1866万円 (※1 広さはリフォームできない。)

加えて 加えて水道・消雪負担金 41万円         計2631万円


〈リノベーション住宅〉

土地 100.18坪×14万=1402万円 倍の敷地面積

建物 44.93坪×約16.2万=728万円                               計2130万円

3割広くて半値以下のお値打ち


※2 差額500万で耐震でも断熱でも内装でも自由にリフォームを!


土地は倍の面積、建物は約30%広くて、価格は500万円安くなっています。

もちろん外部も内部もきれいにリフォームされています。


※1の注意

新築住宅入居後の不満の第1位は収納量の不足です。間取りとかならばリフォーム可能ですが、こればかりはリフォームで面積を増やすことはできません。

ですので家の広さは想定より大きくし収納場所(クローゼット等)を十分確保することが大事なのです。

※2の注意

さすがにリフォームしたとはいえすべてが新しい新築住宅より見劣りする部分もあるかもしれません。そこは浮いた500万円を使ってすきなようにリフォームすればよいです。

例えば耐震性が気になれば耐震リフォームを、断熱性が気になれば断熱リフォームを、デザインが気になればデザインリフォームをすればよいのです。


ですので、このウッドショックの時期に住宅取得をどうしようか悩んでおられる方は、リノベーション住宅を検討してみるのも一考かと思います。

この記事を書いたプロ

廣瀬貴志

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廣瀬貴志(住まいづくりの相談窓口「hi-s」(ハイズ)/ヤマイチ株式会社)

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