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廣瀬貴志

失敗しない不動産・建築業者選びのプロ

廣瀬貴志(ひろせたかし)

住まいづくりの相談窓口「hi-s」(ハイズ)/ヤマイチ株式会社

コラム

子供の学校校区で土地を買う時に考えてほしいこと

2020年8月28日

テーマ:家づくり相談

コラムカテゴリ:住宅・建物




住宅相談を行っていると、子供の学校校区での土地購入を希望されている方がおられます。

‟現在子供が通学しているので、転校させたくない”というのはまだ親心からの心配ということがまだ理解できます。

転校というのは何かとデメリットの印象がついてまわりますから、子供に余計な負担を掛けたくないと思うのは当然かもしれません。

しかしながら、‟保育園や幼稚園のお友達と離れてしまうのは可哀そう”という想いには疑問を感じてしまうのは私だけでしょうか?


土地を購入する方の多くは、住宅購入前はアパートやマンションに住まいされている方が多いですね。

そのアパートやマンションを選ぶときは時には、どんな理由から住まいを選ばれたのでしょう?

利便性であったり、通勤の距離であったりで選んでおられる方が多いように思います。

その中でたまたまお世話になるのが、保育園であったり幼稚園ですよね。

そのたまたまで、住むエリアを決めてよいのでしょうか?


子供の学校の校区を親が守ってあげられるのは、小学校と中学校の9年間です。

その後は高校、大学と子供の意思で決めて、自分の道を歩き始めます。

就職はもしかすると地元ではしない可能性も出てきますよね。

そうなると、義務教育の9年間を守るためだけに住まいのエリアを決めてしまうことになります。


よく住宅相談の中で、相談者さんに‟〇〇さんはいつまで生きていると思いますか?”と聞くことがあります。

‟私はしぶといから120歳くらいまで生きそうだね”

‟僕は不摂生だから60歳くらいでポックリ逝きそう!”などの答えもありますが、答えの多くは日本人の平均寿命に近い答えが返ってくることが多いですね。

日本人の平均寿命は 女性で87歳、男性で81歳くらいです。

もし30歳の人にこの質問をしたとしたら、女性なら87歳-30歳=57歳となり死ぬまでに57年間あるということ。

その57年間の期間は何かしらの住まいが必要になってくるということです。

ほとんどの方は、住宅を購入するときにはずっとこの家で過ごすイメージを持っておられますね。


子供の学校校区で住宅購入のエリアを決めるということは、例えば57年間のうちの9年間の為に住まいのエリアを決め、子供の為と思って決めたエリアに夫婦2人で暮らす期間がずっと長く住むことになるかもしれないということを、しっかりと考えないといけません。

住宅購入は‟今”を考えて購入する方が多いのですが、私は‟生涯”を考えて住宅購入を計画することが大切だと考えます。

そんな”生涯”を考えて住宅購入を考える場合は、第三者に相談することで、より広い視野を持てることも多いんですよ。

公平な目で見ることができ、その観点から相談でいる私たちに、お気軽にご相談いただければ、‟生涯”を考えた住宅購入ができます。

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