ボトックス注射で知っておきたいこと
咬筋（いわゆるエラ）へのボトックス注射後に顔がコケませんか？
という心配をされる方が珍しくありません。
結論から言うと、コケません。
コケるという表現が当てはまるのは頬（ほっぺ）ですよね？
それは頬を膨らませた時に丸くなる部分のことです。
咬筋のある部分はそれよりも後方ですし膨らみません。
そうです、コケるコケない云々は咬筋とはの関係のない話だということです。
がしかし！
さも「コケたように」見えてしまう方がおられるのも事実です。
頬骨の張り出しが大きい・全体的に四角い顔立ち・口もとにたるみがある、といった方々にこの現象が見られやすい印象があります。
これはどういうことかと言うと、注射によって咬筋の厚みが減ると他の部分と高低差ができます。
通常は何ら問題はなく小顔効果が得られるだけですが、上記のような方々の場合は高低差が大きくなるため、さもそれがコケのような印象を与えてしまうということです。
つまり注射した部分が減っこみ過ぎたのではなくて、もともとまわりが出っ張っているわけです。
なので、その方のお顔立ちをよく観察してから治療をすすめることが大切です。
