PRPF後の経過
それはレチノールには皮膚の新陳代謝を上げる作用があるためPRPF治療と相乗効果があるからです。
これは私の経験から得た見解です。
レチノールを併用し始めたきっかけを正直にお話しすると、もう数年以上前になりますが、PRPF治療を受けていただいたある患者さんの結果が「ちょっと物足りなかな?」と感じたことがありました。施術後まだ充分に期間が経過していないため再度PRPFを行うことは安全上できません。とはいえ「もうひとき何か良い方法はないかな?」と模索した結果、レチノールを使用してみたのです。
そうです。試してみたのです。
仮にレチノールを塗ることで期待したほど効果がなかったとしても、かえってマイナスなことは起こらないことは分かっていたからこそトライできたというのもあります。
私自身も過去に2回PRPF治療を受けていますが(2回目は2019年6月)、そのあとにも併用しています。
こうした経験から「併用治療で相乗効果がある」ことを実感したというわけです。
ただ難点があるとするとレチノールの特性上人により乾燥が強く出たり、その結果乾燥小じわが一時期増えてしまう場合があるので、自分なりの適量や塗るペースなどを見つけるのに苦労することがあります。
このコラムをご覧の方の中にも既にPRPFを受けられたことがあり、今レチノールを使用している方もおられると思いますが、とても意味のあることですので是非継続しておいてくださいね。