コラム
PRPFの問題点
2023年2月19日
衝撃のタイトルですが、ちょっと盛り過ぎました(笑)
別に深刻な副作用とかそういう話ではなくて、再生の度合いにどうしても個人差があるという話です。
これは再生医療全般に言えることなのかもしれませんが、主役は患者さんご自身の細胞(この場合は血小板)なので、元々どれくらいそれが元気だったか?が少なからず影響するのだと思います。勿論それだけではなく周辺組織の環境なども関係するはずです。
というわけで、PRPFの場合には組織の再生スピードが通常よりも遅い人というのを時に経験します。
このタイプの人は外見的に「再生してきたな」と分かるのが約1ヶ月遅い印象があります。
多くの場合は術後1ヶ月半頃の再診時にはそれが確認できているのですが、上記に属する人は術後2ヶ月半経過してやっと分かってくるという感じです。いわばスロースターターですね。
どういう人がこのタイプなのか?という明らかな傾向がないので事前に予測することはなかなか難しいのですが、臨床経験を重ねたおかげでその対策や対処法などは心得ていますので、心配なさらないでくださいね。
ただ、こういう人がおられるという事実は知っておいていただきたいと思います。
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