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PRPF治療のおさらい(治療当日編)

木村哲治

木村哲治

テーマ:PRPF(多血小板血漿治療)

まず必要な量の採血をします。採血量は患者さんによって違いますが多くても100cc以下なので、これで貧血になったりはしません。

これと併せて表面麻酔(テープやジェル)をあらかじめしておきます。治療範囲が狭い場合や皮膚の薄い部分はこれで充分ですが、それ以外の場合はあとで麻酔の局部注射を追加します。

採血後はすぐにPRPFの作成に取り掛かります。採取した血液を遠心分離器にかけると血球成分と血漿に分かれるので、そこから濃縮された血小板層を含めて血漿を取り出します。

次に治療計画に基づいて決定した量の成長因子を加えます。成長因子は多ければよいわけではなく安全な量が決まっているので、それを決して超えない範囲内で作成します。この工程を経て出来上がったものをPRPFと呼んでいます。

加える成長因子の量は患者さんによって違いますし、さらに同じ患者さんでも注入する部分によって微調整する必要があるので、その場合は分量を変えた何種類かのPRPFを作成します。

PRPFが出来上がったら表面麻酔を取り除いて注射をしていきます。

はい、今回はここまでです。

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木村哲治
専門家

木村哲治(外科医)

カメイクリニック富山院

患者さんご自身の血小板と線維芽細胞成長因子を用いたPRPF治療は適応範囲も広く且つ自然な仕上がりとなるため積極的に行なっています。https://www.prpf.jp

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