ボトックスで汗の悩みとお別れしましょう
昨日のコラムに書いたようにボトックスは注射する場所によってその部分の力のバランスを変えることができます。これを応用して鼻を高く見せることができるのをご存知ですか?
解説しますと、まず鼻の下から鼻先に連なる部分を鼻柱と呼びます。左右の鼻の穴を隔てている部分ですね。この部分の皮下には鼻中隔下制筋という筋肉があり、鼻先を引き下げるような方向へ力が働いています。
ここにボトックスを注射すると反対方向への力が勝るので鼻柱部が伸びて(延長されて)鼻先がツンとした感じになります。結果的に鼻が少し高くなったように見えるというわけです。この状態をアップノーズと呼びますが、別に鼻の穴が上を向くほど極端なものではないので心配ありません。
鼻中隔延長術のように大きな変化を出せるものではありませんし、鼻先の形自体が変わるわけではありませんが、何かを挿入する手術のように鼻先に負担がかかることもないので、鼻筋へのヒアルロン酸注射やBNLS注射などと併用されると更によいでしょう。