いわゆる茶アザ
傷跡の治療は短期間で済むものではなく総じて長期にわたる場合が多いため、「年単位でみてください」とお話することも珍しくありません。
それはそれとして、このように長期にわたる治療を行なう場合には、患者さんご自身も治療計画・方針をちゃんと理解されることが大事だと思います。つまり、「何のために今何をしているのか」ということをちゃんと知っておくということです。
以前、別のコラムでも書きましたが、現時点で傷跡を真に「無くす」治療が存在しない以上、なぜその傷跡が目立つのか?、気になるのか?、ということをしっかり認識しておく必要があります。
その傷跡が赤いからなのか?
硬く盛り上がっているからなのか?
引きつれや段差があるからなのか?
白っぽくテカテカしているからなのか?
毛や毛穴がないからなのか?
・・・・・
その理由はさまざまです。そして、それぞれを解決するために個々の治療を行なうわけです。ただ漠然と「傷跡を消すレーザー(治療)に行ってる」だけでは、本当の意味で治療に参加していることにはならないと思うのです。