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溝は「とにかく埋めればよい」というものではない

2020年9月18日

テーマ:PRPF(多血小板血漿治療)

コラムカテゴリ:医療・病院

目の下というのはPRPF治療においても繊細なさじ加減を必要とする部分だと思います。それは、ここが表情によって非常に多彩な動きをする場所だからです。

その重要な動きをしているのは眼輪筋です。この筋肉はその名のとおり眼を中心にしてその周りを輪っかのように囲んで存在しています。それが表情によって巾着の口をすぼめたり緩めたりするような動きをします。

筋肉が収縮した部分は力こぶのように持ち上がりますが、そのすぐ隣には引っ張られたような凹み、つまり溝ができます。

筋肉が移動しているわけですから、程度の差はあれこの溝が出来るのが普通です。この溝は「厄介なシワ」という類いのものではなく「表情」を造り出している大切な要素だと思います。

なので、これをも無理に埋めようと深追いすると、のっぺりとした印象の表情の無い目元=顔立ちになるような気がするのです。
さて、みなさんはどう思われますか?

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