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エラボトックスにおける誤解

木村哲治

木村哲治

テーマ:ボトックス

咬筋(いわゆるエラ)へのボトックス注射後に顔がコケませんか?
という心配をされる方が珍しくありません。

結論から言うと、コケません。
コケるという表現が当てはまるのは頬(ほっぺ)ですよね?
頬を膨らませた時に丸くなる部分のことです。咬筋のある部分は膨らみません。ほっぺに咬筋はないのです。

そうです、そもそも関係のない話だということです。

がしかし!
さもコケたように見えてしまう方がおられるのも事実です。

頬骨の張り出しが大きい・全体的に四角い顔立ち・口もとにたるみがある、といった方々にこの現象が見られやすい印象があります。

これはどういうことかと言うと、注射によって咬筋が関係する部分の厚みが減ると他の部分との段差ができてしまい、それがコケのような印象を与えてしまうということです。

つまり注射した部分が減っこみ過ぎたのではなくて、もともとまわりが出過ぎているのです。

なので、その人の顔立ちをよく観察してから治療をすすめるようにしています。

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木村哲治
専門家

木村哲治(外科医)

カメイクリニック富山院

患者さんご自身の血小板と線維芽細胞成長因子を用いたPRPF治療は適応範囲も広く且つ自然な仕上がりとなるため積極的に行なっています。https://www.prpf.jp

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