コラム
レーザーにトレチノインを併用した方がよいと考えるわけ
2017年12月15日
フラクショナルレーザーという名前をご存知でしょうか。
各メーカーから多様なモデルがそれぞれの名称で出ていますが、一般的には全て肌質改善や傷跡を綺麗にする目的で用いられます。
このレーザーの主な効果に「コラーゲンの再構築・新生を促す」というものがあります。
これがあるから前述のようなケースに用いるわけです。
さて、ちょっと考えてみましょう。
レーザーを当てたからといって、その光や熱が新しいコラーゲンにパッと変身するわけはないですよね?それらを作り出すのはあくまで自分自身の肌であって、レーザーはそのきっかけを与えるのが仕事です。勿論このきっかけが非常に重要なのですが、さらに重要なのはそのきっかけを充分に生かせるだけの基盤がちゃんとあるか否かということではないでしょうか。
ニキビ跡に代表されるように、強いダメージを受けた肌の活力は落ちています。その低下が著しければ、いくらきっかけを与えても応えてはくれません。起こしても起こしても起きないのです。
つまり、レーザーというきっかけに応えられるように肌の活力・代謝を上げておくことがとても重要だと思うのです。
これが私がフラクショナルレーザーを用いる場合にトレチノインなどを併用するケースが多い理由です。
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