たるみに対してPRPがなぜ有効なのか
今回は相談の多い「目の下のクマ、たるみ」についてです。
私は基本的に皮膚を切り取ることや結膜側から脂肪を抜き取ることはしていません。
なぜなら、見える位置に傷跡を残したくないことと、脱脂をすると余計に凹みが大きくなりクマが目立つと予想されるケースが非常に多いからです。
ちょうど鼻の横から頬にかけてのエリアがしぼんで張りを失うことにより、その上の部分をささえることができなくなってきたのが主な原因ですので、ふっくらと張りを取り戻すことを目的とした治療を行ないます。
数年前まではヒアルロン酸注射を選択する場合が多かったのですが、チンダル現象と言って注入したヒアルロン酸が青黒く透けて見えてしまうことがあること、周囲の血管へ流入や閉塞を生ずるリスクがあることなどから、現在ではほぼ全例に多血小板血漿治療(PRP治療)を行なうようになりました。
当院での施術実績は5年間で500例以上となり、現在も増加傾向にあります。
「自然な感じに若々しく」を目指すための治療として、PRPは非常に優れた治療法だと思っています。