より安全にPRPF(多血小板血漿)治療を行なうために
パッと顔を見た時に人はどこを見ているか。
ほとんどの場合は顔面の中段あたり、すなわち目の下から頬にかけての範囲にまず目がいきます。
ここが非常に重要なのです。
例えば法令線で悩んでおられる方を診察すると、その多くはこの中顔面エリアにしぼんだような段差が生じています。
すなわち、中顔面の「張り」という支えが弱くなって組織が下がった結果、余計に法令線が深く見えるわけです。なので、法令線だけを見ていては、そこにいくらヒアルロン酸を注入しても何だか今ひとつ若々しく見えません。
中顔面エリアというのは、見た目の印象を大きく左右するエリアなのだと私は思います。
ちなみに私自身は法令線には多血小板血漿治療をしていません。
多少写真の明るさに違いはありますが、それを差し引いて見ても現在の方が法令線が目立たないように見えます。それは中顔面に高さを出すことで、見た目の重心を上に持っていったからです。
若々しく見えるポイントはどこにあるか?
これを考えることはとても重要です。