内服治療を違った角度から正しく理解する
頭髪で悩むことがあるのは女性も同じ。
何もAGA(男性型脱毛症)がすっかりメジャーになった男性ばかりではありません。
ただ、女性の場合はちょっと特徴があります。
日頃診療していて感じるのは、男性型脱毛症に見られるような形はあまり多くはなくて、どちらかというと全体的に髪が細く密度が低くなってくるという感じです。なので、髪をセットしようと思ってもボリュームが出ませんし、特に分け目の部分に地肌が目立ってきます。
ウィッグもいいのですが、それを付ける土台があってこその物なので、薄毛が進行するほど部分的なウィッグでは難しくなってくるという、何とも皮肉なもんです。
やはり自毛がしっかりするのが理想的なわけで、これはまつ毛を増やす薬として大人気になったラティースとよく似た理屈です。エクステを繰り返すうちにまつ毛自体が痛んで抜けてしまったら意味ないよな…っていうやつですね。ラティースがいまだに人気があるのは、そのことを理解しておられる方が多いということでもありましょう。
と、話がコースアウトしたので軌道修正。
当院では女性専用の外用薬と内服薬で治療を行っています。ともに国内にはないので海外から輸入しています。特に内服治療を行うと、爪にもツヤが出てきれいになるので、女性にとってはポイント高しのようです。