講演会!なんとこの私が講師!! やってやれない事はない!
春を告げる花の使者で
誰もが幼いころから親しんできたお花
花屋の店先でも、変わらぬ人気を誇っていて、
早咲きの球根花として世界中に愛されるお花
「チューリップ!」
切花のチューリップは
12月から3月までが旬です。
可愛いチューリップを
どうぞたくさん飾ってください。
私のチューリップ愛は特に熱いのです。
本日もチューリップ農家さんを
視察させていただきました。
出かけた先は
富山県高岡市農協の堂前農園さん
びっくりするほどに、
チューリップがいっぱい温室に咲いていました。
咲いていましたというのは
本当は違っておりまして、
農家さんでは
咲く前につぼみの段階で出荷されるので
「摘み取り前の待機中の
つぼみのチューリップさんが
ずらりと並んでいました。」
が正しい説明となります。
富山県はチューリップ生産で100年の歴史を持ち
今もなお
チューリップ生産に力を入れている産地です。
私は、ずっと花屋をしておりますが、
ほんの4年前まではチューリップ農家さんを
訪れる機会はなかったのです。
熱いご縁をいただき
ここ数年は毎年この時期には
チューリップが栽培されてる
ハウスに見学に行かせてもらっています。
このチューリップいっぱいの
とっても大きな温室は
これは圧巻です。
何よりもすごーく心が華やぎ
とっても嬉しくなりますもの。
こんな風に
チューリップは生産されているんですねー。
わぁー。かっわいいー。
ワぁー愛らしいこと。
さてどうして、
本来であれば、春に咲くチューリップが、
この寒い真冬に切花として花屋には並んでいるのでしょうか。
ここに解説まで。
チューリップは
夏の間に球根の中に花のもととなる花芽ができます。
その花芽のできた球根を、
約2か月間、5℃程度の温度で冷蔵庫に。
すると、花を咲かせる準備が整います。
その後、この球根を15℃前後の温室で、
適度な水と光を与えて栽培すると
花を咲かせてくれます。
最新の温室では
温室に入れて4週間で
花が出荷できるそうです。
が、
従来のアーチ型の温室では
外の気温が温室の地面にも伝わって
そして天井が低いので
寒いのも
暑いのもすぐに連動して…
今日は寒すぎて
そうかと思えば今日は暑すぎて…
それはそれは大変なんですよ
いったいいつ咲くかの不明な感じ…
と、
そして
昨今、燃料費も人件費も上がっているので
市場に出荷して
なるべく高値で買ってほしいのですが
でもたくさん入荷があるときは
安くなるし…
花屋さんも
ものすごく考えて調整されて買われるし
需要と供給のバランス…
と、
冬でも真っ黒なお顔の
チューリップ愛が誰よりも抜きんでている
チーリップ栽培スペシャリストの高井さんが
説明くださいました。
今年は1月2日から温室で
お仕事をされていらっしゃったそうですよ…。
さすがでございます。
素敵です。
尚、
チューリップ栽培が終了するのは3月末とのこと
その後は、
小菊の生産が始まります。
高岡市農協さんで生産されている
チューリップの品種は
バラエティに富んだ色や形があって
従来の一重咲きのほかに、
ユリ咲、八重咲、
花びらのさきがギザギザになっているフリンジ咲き、
クラウン(王冠咲き)も
花色も様々にすごくたくさんあって
どれも美しく、非常長持ちするのです。
皆様、現在チューリップの切花が旬を迎えているシーズンです。
どうぞチューリップをいっぱい飾ってください。
「どの花見ても綺麗だな♬」