フローリスト5月号に掲載いただきました。
北日本新聞社と共同での小学生向け特別講座。
「北日本新聞 夏休み森の教室」にて
ワクワク花レッスンの2日目が8月2日に開催されました。
第2日目の授業では
アーティフィシャルフラワーを使った
壁に飾るハートのリースを制作してみました。
指導は私と川﨑弘美先生が担当しました。
この作品は
ずっと部屋のインテリアとして
お気に入りの場所に飾っておけますし
この夏休みの自由研究作品としても
提出できそうです。
ワイヤーでできたハートの土台に
バラ3輪を主役にして
バラの葉っぱ
アジサイの花びら、白の小花、
リボンをバランスよく配置し飾っていきました。
まずは出来上がりをイメージして
ハートの土台に花材を並べてもらったのです。
花遊び。さてみんなどう並べましょうか。
イメージができたところで、
さあ、貼り付けていきましょうね。
花材は接着剤を使い貼っていきました。
この接着剤ですが
生花でも接着できるという
「生花用の特殊な接着剤」を使ってみました。
いつもの工作で使うボンドやセメダインなどとは
少し使い勝手が違っていて
付けてすぐよりも
付けて一旦少しおいて、
ちょっと乾燥させてからの方が
しっかり接着できるというものです。
実は小学生用には
工作で使い慣れている接着剤を
この授業では使った方がいいかもと
実は昨日、迷って試してみたのですが
アーティフィシャルフラワーと
ハートワイヤーの土台を接着する際には
やはり、ちょっと使い方には、くせがあるのですが
圧倒的に「生花用の接着剤」の方がつきがいいという
結果がでました。
さて、今日の生徒さん方には
1年生も何人も参加してくれています。
ちゃんとこの接着剤の使い方が
伝わるのでしょうか?
指導者は心配していたのですが、
大丈夫です、生徒さん方は
その方法については
あっさりとすぐに理解してくれて、
すこぶる上手なのでした。
頭が柔らかいの、さすがですねえ。
主役のバラ3輪は結構重いので
数名は上手に貼れなくって
手伝ってあげないといけないのかなあと
眺めておりましたが
そのような手伝いは不要でした。
3輪の花の顔も全部が同じ上向きではなく
3輪の表情にちょっとづつ変化を持たせて
愛嬌のある可愛い向きを
自分で考えて取り付けてくれていました。
脇役のたくさんのアジサイの花びらを
さあ貼りましょうと、説明したところ
立体感を付けて貼ってくれたり
大小の花びらを重ねて貼ってくれたり
軽やかに一枚一枚を丁寧に貼ってくれて
なんともいい感じですこと。
垂れ下がるリボンにも花びらを貼ってもらったのですが
「自分の好きなようにどうぞ。」と
説明したところ
見本作品もおみせしたのですが
各自、「自分はこうしたいの。」という
しっかりした明確な自分の想いどおりに
誰の真似をする訳ではなく
みんな違った雰囲気で
ニコニコの笑顔でじっくりと作業をしてくれていました。
感性が光る
クリエイティブな作品に
それぞれ仕上げてくれたのでした。
二人の指導者ですが
「すごい上手やよねえ。」と感動し、
おかげをもちまして
彼女たちと一緒に
楽しい時間を過ごすことができました。
感謝です。