フローリスト5月号に掲載いただきました。
「高等学校にてフラワーデザインの指導をお願いします」と
ご依頼いただきまして
本日私、2時間授業を受け持たせていただきました。
担当させていただいたクラスは「園芸高等学校の専攻科」の皆様
専攻科 園芸科 紹介
1 高等学校卒業後、2年間造園または園芸に関する知識・技能の習得を目指し学習します。
2 修業年限は、2年間です。
3 登校は週1回で、1年生は水曜日、2年生は金曜日です。
4 入学後、造園系列か園芸系列のいずれかを選択し、系列に分かれて学習します。
県立高校ですので、しっかりとした入学試験等もあるのです。
とっても人気があり、このクラスにはなかなか入学しにくいと聞いております…。
事前に担任の先生からは、
フラワーアレンジメントの授業は初めてであること
よってほとんどの方は、フラワーアレンジ初挑戦。
園芸科の20名の生徒さんは女性より男性の方が多い…
と伺っておりました。
小心者の私ですので、緊張しながら教室に入ってみました。
ぎゅうとたくさんの目が私を注目されるのです。
どきどき、それこそ冒頭は「緊張しておりますが、がんばります。」と
スタートいたしました…。
今日のフラワーアレンジメントの花材は
メインにとっても美しい今話題の「富山県山田村の啓翁桜」
それに「スプレーバラ・スプレーカーネ・スイートピー・細葉ルスカス」
スタイルは「非対称のトライアンギュラー」
すごく真剣で、熱心に、優しいお顔で、講師の話を聞いて下さるのです。
しっかりと、メモを取られ、さすがでございます。
「ちょっと、先生こっち来て。」
「これ、もう一本入れたいんだけど、どこに入れればいい。」
「わからんわ。こんでいいけ?」
などなど、様々に声がかかりました…
皆様、それぞれ楽しくお花と向き合われておりました。
そして、大変筋がよろしいのです。
どなた様もとっても上手に仕上げてくださったのです。
「家に帰ったら、この花を眺めて奥さんと話はずむわ…。」
との声も上がりました…。
2時間授業でしたので、
講義のネタもしっかりと用意していきました。
資料は「冬篭りを癒す」といったテーマで。
おまけネタ?と、しましては「季節の万葉集」も。
せっかくなので、皆様で朗誦などもいたしました。
なんだか、生徒様方には温かい拍手をいただきました…。
この授業を喜んでいただけたように、講師は想ったのでした…。
授業終了後写真撮影。
私が写真を撮りますと言うと、
「先生は真ん中に。」と言われて、恐縮ながら…。