17.SEOは「鮮度」が命~古い記事はあなたの会社の信頼を削っている
おかげさまで、私のデジタルマーケティングコラムも今回で30回目を迎え、ひとつの大きな節目を迎えることができました。これまでお読みいただいた皆様に、心から感謝申し上げます。
この30回は、私の著書『日本一詳しいWeb集客術「デジタル・マーケティング超入門』の内容を中心に、私の想いをふくめて構成してきました。
最終回となる今回は、少し私個人の「生き方」と、このデジタルマーケティングという仕事の未来についてお話しさせてください。
「変化の激しいWebの世界なんて、若い人のものではないか」
「50代、60代になってからデジタルを学ぶなんて、今さら遅すぎるのではないか」
経営者やビジネスパーソンの方々から、時折このような弱気な言葉を聞くことがあります。しかし、それは大きな誤解です。デジタルマーケティングこそ、私たちが年齢や組織に縛られず、60代、70代になっても社会から必要とされ、一生現役で輝き続けるための「最高の武器」になるのです。
1.50歳を機に、会社員の安定を捨てて起業した理由
私は2019年、50歳になる年に独立し、「株式会社吉和の森」を設立しました。
それまでは会社員として、いくつかのベンチャー企業や不動産会社で、デジタルマーケティング部門の責任者や役員を務めていました。1年間で8万人の会員を獲得し、50億円の出資を集めるなど、会社員としては恵まれた実績と相応の立場をいただいていました。
しかし、50歳という人生の折り返し地点が見えたとき、私はふと考えました。
「この先、組織の看板に守られた状態で、いつまで仕事ができるだろうか。自分が60歳、70歳になったとき、これまでの経験とノウハウを武器に、小さいながらも自分の名前を看板にして、現役で働き続けられる場所を自分の手で持っていたい」
デジタルマーケティングの本質を突き詰めていくと、最後に残るのはシステムやAIではなく、画面の向こうにいる「人間」との泥臭い信頼関係です。このスキルは、一度身につければ年齢に関係なく、一生使える一生物の技術になります。
私自身が体現しているように、どれだけ世の中が便利になっても、中小企業の経営者様が求めているのは、専門用語を一切使わず、同じ目線で「商売繁盛」のために必死に伴走してくれる温かいパートナーです。
2.「義理・恩・情」で繋がる、解約自由のパートナーシップ
私のコンサルティングのモットーは、「義理には義理を。恩には恩を。情には情を」です。
デジタルマーケティングという合理的な世界に身を置きながら、私が最も大切にしているのは、このような極めてアナログで泥臭い人間関係です。
実際に、私はクライアント企業様に対して、「契約期間の縛り」を一切設けていません。いつでも自由に解約していただいて構いません、というスタンスを貫いています。
大企業であれば、複数年の長期契約やシステム利用料で顧客を「縛りつける」のが合理的とされるでしょう。しかし、私は自分だけが得をするようなやり方が好きではありません。相手を縛りつけなくても、私たちが誠実な仕事を重ねていれば、お客様は離れていかないと信じているからです。
結果として、契約いただいたお客様の更新率は、ほぼ100%を維持しています。
スペックや価格の安さだけで勝負するのではなく、中の人の「体温(人肌感)」を伝えて、心と心で繋がること。これこそが、大企業には真似できない、私たち中小企業や個人が一生現役で選ばれ続けるための唯一の生存戦略です。
3.デジタルマーケティングの旅は、これからも続きます
今回で、「マイベスト東京」での30日間にわたる連載ロードマップは、いったんひとつの区切りを迎えます。
しかし、WebやSNSの世界は、今この瞬間も猛烈なスピードで変化し続けています。2026年現在も、GEO(生成AIエンジン最適化)対策や、TikTokやYouTubeショートなどの動画活用、ChatGPTなどの生成AIとのハイブリッド執筆など、新しいテーマが次々と生まれています。
だからこそ、私はここで立ち止まるつもりはありません。
皆様のWeb集客をさらに強くし、地域を盛り上げるお手伝いを続けるために、今後もこの場所で、さらに実践的で皆様の商売に直結するコラムの掲載を継続していきたいと考えています。
「Web集客は、明日からすぐに魔法のように売上が上がるようなものではありません」
「継続は力なり」という言葉があるように、正しい地図を手に、コツコツと誠実な発信を積み重ねていくことこそが、最も確実な正攻法です。
デジタルマーケティングという最強の武器を味方につけて、皆様の素晴らしい商品や、経営にかける想いを、一人でも多くの顧客へと届けていきましょう。
次回の新しいコラムからも、WebやSNSが苦手な経営者の皆様に向けて、どこよりも分かりやすい言葉で、商売繁盛のヒントを泥臭く、しかし温かくお届けしていきます。これからも、皆様と共に歩んでいけることを心から楽しみにしております。


