増え続けるCT・MRI検査と画像診断管理加算 ― 遠隔画像診断が求められる時代へ

嗣江建栄

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テーマ:遠隔読影

近年、高齢化の進展や医療技術の発達に伴い、CT・MRIによる画像検査件数は年々増加しています。2023年度には年間約3,600万件の画像検査が実施され、医療現場における画像診断の重要性はますます高まっています。

一方で、画像診断管理加算の算定件数は**約1,550万件(算定率43.0%)**にとどまり、半数以上の画像検査では加算が算定されていない状況です。画像診断専門医の不足や、院内の読影体制を維持することが難しい医療機関が多いことが、その要因の一つと考えられます。

そのような中で注目されているのが、病院間連携による遠隔画像診断です。遠隔画像診断管理加算の算定件数は年々増加し、2023年度には約92.6万件と過去最高を更新しました。算定率はまだ約2.6%と小さいものの、制度改正やICTの普及を背景に着実に拡大しています。

2026年度には「画像診断管理加算2(一部委託を行う場合)」が新設され、一定の条件のもとで外部の画像診断専門医を活用しながら院内体制を維持できる制度が整備されました。これにより、これまで画像診断管理加算を算定できなかった医療機関にも新たな選択肢が広がっています。

今後も画像検査件数の増加が見込まれる中、遠隔画像診断は画像診断専門医不足を補い、地域医療の質を維持・向上させる重要な仕組みとして、その役割がさらに大きくなっていくことが期待されます。

増え続けるCT・MRI検査と画像診断管理加算

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