画像診断管理加算30年の歩み ― 診療報酬改定が切り拓いた遠隔画像診断支援の発展

嗣江建栄

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テーマ:遠隔読影

 画像診断管理加算は、1996年の制度創設以来、画像診断の質の向上と専門医による適切な読影体制の確保を目的として、段階的に見直しが行われてきました。2008年には管理加算1・2が大幅に増点され、2014年には外部委託に関する要件が厳格化されるなど、院内での画像診断体制の充実が重視されました。

その後、2018年には24時間対応が可能な画像診断管理加算3が新設され、ICTを活用した読影体制が診療報酬上でも明確に評価されるようになりました。2020年には働き方改革を踏まえ、24時間対応から22時間対応へと要件が緩和され、2022年には加算3が300点から340点へ増点されるなど、画像診断専門医の負担軽減と質の高い医療提供の両立が図られています。

さらに2024年度改定では**画像診断管理加算4(340点)が新設され、高度な画像診断体制への評価が拡充されました。そして2026年度には、画像診断専門医不足への対応として、「画像診断管理加算2(一部委託を行う場合)」(166点)**が新設され、一定の条件のもとで外部委託を認める新たな制度が始まりました。

これらの制度改定は、画像診断専門医の不足や地域間格差、働き方改革といった医療現場の課題に対応しながら、遠隔画像診断の活用を着実に後押ししてきた歴史でもあります。今後も病院間連携とICTを活用した遠隔画像診断は、地域医療を支える重要な基盤として、さらなる発展が期待されています。

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