ポジティブな発想と言葉で長期的なビジョンを考えよう

占部正尚

占部正尚

テーマ:成果につながる「ビジネス発想」

ポジティブな言葉は、人間の深層心理に作用して、ポジティブな結果に結びつくような言動や行動を起こさせる働きがあります。
しかし、私のセミナーを受講された人から「ネガティブに“このままじゃ負けるぞ”とか“おまえはダメだ”と言われた方が、“なにくそ!”と力が湧く」というご意見をいただくことがあります。
たしかに、秦の始皇帝は“恨呑天下”と呼ばれるように、自身の生い立ちに起因する“恨み”の力で天下を平定したと言われ、ネガティブな思考が持つパワーを否定することはできません。
しかし、ネガティブなパワーに基づいて頑張った人は、その場面では成果が上がっても、さらに高いレベルに昇り続けるという長期的ビジョンに欠けることが多いのです。
秦の始皇帝もコンプレックスを克服するという目的を果たした後は、明確なビジョンに基づく後継者育成ができず、秦は滅びました。
企業のリーダーは、組織の力(リソース=資源)を向上できるリソースフルな状態を作り出すことが使命です。ぜひポジティブな言葉で長期的なビジョンを構築して、部下に伝えることを心がけてください。

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占部正尚
専門家

占部正尚(経営コンサルタント)

マーケティングオフィス・ウラベ

ペップトーク(勇気づけの言葉)とロジカルシンキング(論理的思考)の融合で、社員のやる気・思考力の両面を育み、組織を活性化させる講師。レクチャーは「即効性・持続性が圧巻」と日本中からオファーが絶えない。

占部正尚プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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