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占部正尚

社員が活気づく「ペップトーク」で企業力をのばす講師

占部正尚(うらべまさたか) / 経営コンサルタント

マーケティングオフィス・ウラベ

コラム

リーダーなら意識したい言葉の力

2018年8月19日 公開 / 2020年4月23日更新

テーマ:勇気づけの言葉がけ「ペップトーク」

コラムカテゴリ:ビジネス

 リーダーとしての役割を担う人は、リーダーシップの向上を図る上で、相手が能力(リソース=資源)を発揮しやすいリソースフルな状態を作り出すことが大切です。
 そのためには、相手が能力を発揮しやすい精神状態を作ってあげる必要があり、リーダーは同僚や部下に対する『言葉』に注力を払う必要があります。

 なぜなら、人間は言葉で考え、言葉で自分の意思やアイデアを相手に伝える動物であり、思考や行動は言葉に影響されやすいからです。
 「自分が何を伝えたいのか」ということも大切ですが、伝えた言葉によって「相手がリソースフルな状態になったか」の方が、リーダーとしては重要なことなのです。

「間違えるなよ!」は「間違え!」に等しい

 例えば、スピーチに臨む相手に「言い間違えるなよ」と伝えると、相手は緊張のあまり思わず言い間違える可能性が高まってしまいます。
 この場合、否定形で「間違えるな」と伝えるよりも、肯定形で「深呼吸して落ち着いていこう」と言葉をかけた方が、相手はより話しやすくなり、きちんと話し終える可能性が高まることでしょう。う。

 リーダーシップ向上の第一歩は、相手にストレートな肯定形で指示・命令を出して、リソースフルな状態を作り出すことなのです。
 ぜひ、日頃の自分の言葉を思い出してみて、もし否定形による表現が目立つ場合は、一言でも結構ですから意識して肯定形に直してから口に出してみましょう。

この記事を書いたプロ

占部正尚

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占部正尚(マーケティングオフィス・ウラベ)

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