一般のビル・マンション等の大規模修繕への考え方 - その1 -
みなさん、こんにちは。
梅雨に入りジメジメとした日が続いておりますが、お元気にお過ごしでしょうか?
さて今日は、今シリーズの最終回です。
6.工事の実施
その1
施工工事者の工事準備期間中を利用して、工事実施に当たり、住民の方々の工事期間中の対応についての協力・お願い内容について、工程表により、詳細に理解していただく。
その2
マンション近隣についても、工事開始のあいさつを管理者、施工者にて行い、安全確保等の内容を理解していただく。
その3
着工後は管理組合として、定例会議を催して、監理者、施工者から、報告を受け質疑応答の他、要望を伝え協議する。
その4
検査への立会いとして、各種段階ごとの工事に対して検査があり、ほとんどは監理者にて行いますが、まかせきりでもいけません。時間の許す限りは参加して、理解できない事項は説明を求めましょう。最低ひび割れ、タイルの浮きの実状確認(これは全て記録され後日の清算に利用されます)と仮設の足場が取払う前の各種出来映えの確認(足場除去後になると補修・手直しが大変になり追加費用が生じる事もあります)と工事竣工前検査は必ず管理組合の皆様で立会いして下さい。これら検査前に監理者は施工者とともに事前に検査を行い、結果報告書を作成していますので、組合の方々も何を重点的に検査立会いをしたら良いか理解できると考えます。
7.工事完了後、検査で見落とされた部分の補修すべき事項
利用上不具合が発生したりしますので当初の工事契約にて1年後の点検・検査を管理組合、監理者、施工者立会いで行います。検査後、相互協議にて内容を確認し補修工事が行われます。1年後の検査が一般的ですが、2年目の検査まで契約されるとより充実した結果となります。
今回は以上で全てですが、不明な部分、もっと詳細を知りたい事項がありましたら、遠慮なさらずに問い合わせください。
以上
株式会社東拓企画
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