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鈴木隆子プロのご紹介
手話と聴覚障がいに対する誤解を払拭し、お互いに理解し尊重し合う、優しい社会に(1/3)
手話は2種類あり、どちらも大切です。聴覚障がい者には3つのタイプがあることも知ってください
「日本には手話が2種類あり、互いにうまく意思疎通ができないことがあるとご存じですか?」と語るのは、行政や企業など各方面で活躍する手話通訳士の鈴木隆子さん。日本語教師という顔も持ち、日本語を外国人ビジネスマンに教えてきた経験を手話の指導に生かし、東京都三鷹市で「テンダー手話&日本語教室」を主宰。手話の講座や、現在日本で唯一の「聴覚障がい者のための手話でおこなう日本語講座」をしています。
「手話が2種類あるのは、聴覚障がい者に3タイプあるためです。生まれつきまたは3、4歳の言語獲得期以前に聞こえなくなった『ろう者』、聞こえにくい『難聴者』、ある程度成長してから、何らかの理由で聞こえなくなった『中途失聴者』です」
ろう者のうち、ろう学校で育った人やデフファミリー(家族全員がろう者の家庭)で育った人が使用してきたのが「日本手話」でした。「私はリンゴが好きです」は「私+好き+何+リンゴ+私」と伝えるなど、日本語とは語順も語彙も文法も異なり、まるで外国語と言えるほど日本語とは違います。
テレビ番組では「日本手話」を尊重していますが、現実には若いろう者では日本手話を使わない人が増えています。
一方、難聴者や中途失聴者が使う「日本語対応手話」は、【母語が日本語】の人が使う手話で日本語の語順の通りに表すものです。もともと日本語が頭に入っている人にとっては、日本語の通りに表した方が伝わります。
「日本手話を母語(第一言語)とする人の中には、日本語対応手話は認めないという人もいます。しかし、いずれも大事なコミュニケーションツールなので、両方を習得して、それぞれ対象者に合わせて手話を使い分けることが大切です。
「人間に上下がないのと同じように、言語にも上下はありません」と鈴木さん。「日本語対応手話」を使う人にとって「日本手話」は分かりにくく、「日本手話」を使う人に「日本語対応手話」では通じないことがあるので、手話通訳士になるなら両方を習得することをすすめています。
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