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山本貢司

認知行動療法やEMDRなど科学的な技法を用いる臨床心理士

山本貢司(やまもとこうじ) / 臨床心理士

田園調布カウンセリングオフィス

山本貢司プロのご紹介

うつ病やパニック障害、PTSD、ストレスなど心の問題に幅広く対応(2/3)

田園調布カウンセリングオフィス所長 山本貢司 仕事風景

生育過程の凝り固まった思考のパターンと行動を変える

 オフィスを訪れる方たちのトラウマの原因としては、幼い頃の厳しい躾やいじめなど、生育過程の心的外傷体験に起因することが多いそうです。「たとえば虐待とまではいかなくても、親の一方的な関わり方は子どもに無力感を体験させ、そうしたストレスが積み重なるとトラウマ化します。そして大人になって社会に出た時に、何らかのきっかけによって生育過程で身につけたトラウマ反応や対処パターンが再現されますが、多くの場合、その反応や対処パターンは生育過程と違う環境では通用せず、社会不適応に陥ったり、心理的な問題が生じます。動物は外敵に出会った時、闘ったり逃げたりしますが、どちらもできない場合、凍りついたように動けなくなります。同じように人間も、ストレスが重なることで『何をしてもムダ』という無力感や絶望感に襲われて、頭が真っ白になったり、感覚がマヒしたり、記憶が抜け落ちてしまうことがあるのです。これが隠されたトラウマです」

 問題が整理・図式化され、症状のメカニズムがはっきりと見えると、自分自身で「この気持ちを癒してあげよう」「このパターンは修正しよう」と解決策を行動に移すことができます。凝り固まった思考のパターンや行動を変え、無力感が修正されていくにつれ、「自分の心は変えられる」という自己効力感が次第に芽生えてきます。

そうして自分で自分をコントロールできるようになると、失われた感覚や感情が戻ってくるのですが、同時に意識から切り離していたトラウマが現れる危険もあります。しかし、自己効力感が育っていればトラウマに圧倒されずに、それを処理することができます。

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