お母さんのための子育て学 5 「沐浴の時間」
清野鍼灸整骨院HP http://seino-1987.jp/html/
こんにちは、京王線新宿駅から特急2駅目約15分の調布駅東口北側目前にある清野鍼灸整骨院の院長清野充典です。当院は、京王線調布駅前で、鍼灸治療、柔道整復治療、瘀血治療、ヨーガ治療等の東洋医学に基づいた医療を、最新の医学と最先端の医術を基に、診療を行っています。
今日は、『お母さんのための子育て学』についての話です。テーマは、「布おむつ対紙おむつ」です。
最近、布おむつを干している光景を見かけなくなりました。当院にいらっしゃる赤ちゃんも布おむつの人は殆どいません。何時見たのか思い出すのも難しいぐらいです。働く女性が多いせいか、紙おむつが安くなったせいか、持ち歩くのが省スペースで便利なせいか、現代は紙おむつ真っ盛りです。一番の理由はお洗濯をしなくてもいいということだと思います。
紙おむつは、おしっこやうんちをしても、快適さを保てる頃から、泣くことをほとんどしません。外出する際は、お母様方にとって強い味方と言えます。
布おむつだとうんちやおしっこのたびに赤ん坊は泣きます。これが肺の成長を促進させます。また泣く事により手足を動かすため血行が良くなります。ハイハイができないころはなおさら、泣く事は赤ちゃんの重要な仕事になります。身体は盛んな細胞分裂によりどんどん大きくなりますが、肺が成長しないと血液を通して酸素を全身に送る事が難しくなります。紙おむつは、布おむつで育てるときの大きな特長を失っているといえるでしょう。
確かに、布おむつは洗濯が大変です。うんちを片付けるのも一苦労です。お出かけするにも大荷物。私も3人の子供のおむつを持ち歩き、毎日のように洗濯物を干しましたから良くわかります。でも子供の人生を長い目で見ればほんの一時です。子供が丈夫に育ってくれると思えば、おむつ干しも結構愉しいもんです。形がおなじですから干すのも単調ですしね。
とは言っても、両親ともに働いている世帯が多くなった昨今、布おむつを使用するという選択肢はないでしょう。おしっこやうんちをするたびに泣く行為がなくなりますから、心肺機能の成長が十分行われない面をどのように補完するか考える必要があります。肺の働きを助けるためには、皮膚を丈夫にする、日光浴をする、遊びの時間を十分取るなど、様々な工夫が必要です。
詳しくは、清野鍼灸整骨院HP「東洋医学の辞書サイト」 http://seino-1987.jp/html/
内にある「くらしと養生」 や「小児ばり」のコーナーをご参照いただきたく思います。
令和元年(2019年)8月9日(金)
東京・調布 清野鍼灸整骨院
院長 清野充典 記