相場下落前に見直し!手遅れになる前の注意点とは? ファンドラップ、海外債券、バランス型、ノーロード投信
2024年9月10日、美容外科業界大手のクリニックで大量の「雇い止め」が行われたと報じられました。
ネットを中心としたサービス低下の評判の悪化に伴い、経営状況が悪化しているのではと報じられています。
該当の企業は業界内で最速「全国100店舗達成」を謳っており、全国的な店舗展開による利便性の高さをアピールしています。
しかし、複数の口コミで広告で数千円の格安なクーポン価格での施術を提示しながら、
実際にカウンセリングへ行くと50万円以上もの施術を強行に営業されることがあったとも投稿されていました。
もし、経営悪化により倒産や破産手続きを開始した場合、
脱毛コースなどの複数回通院するサービスを前払いで購入した顧客は
サービスを受けられなくなってしまう可能性もあるでしょう。
出店戦略 全国規模で出店拡大している最中は売上が伸びるのは当たり前
もし、あなたが住んでいる近所に、新たなレストランができたとしましょう。
「1回ぐらいは行ってみよう」と思うかもしれません。
全国規模で新規出店を繰り返すと、話題性もあり、新規顧客は増えます。
新規顧客が増えれば売上も比例して伸びるでしょう。
しかし、行ってみてサービスが悪かったら「もう行かないかな」と思うのは至極当然のことです。
そうすると売上が下がり、最終的に出店した新規店舗の維持ができなくなってしまうこともあるでしょう。
こうした大量出店モデルは飲食店チェーンなどでも多く見られました。
・一時的には全国で130店舗があったが、現在は2店舗のみに縮小した牛丼チェーン店
・低価格ステーキがウリの外食チェーン店、全国で490店舗運営し海外進出もしたが、2024年3月時点で約180店舗に減少
・特徴的なTVCMで話題となったフィットネス企業、
130店舗展開したが、半年で8店舗閉鎖(2022年9月)
系列で2022年より新たに開始したコンビニジム業態では
店舗数1500店舗に急拡大も、先行投資による赤字が続く
・女優や俳優を起用したCMで知名度を獲得した脱毛サロン、
全国30店舗で使える通い放題プランが主力だったが、2023年12月に破産
新規出店が続いている企業は一時的には売上が伸びるでしょう。
しかし、その勢いのまま継続できる事例ばかりではなく、リピーターを拡大できなかった場合には新規顧客拡大が終焉を迎えるケースもあるのです。
また、脱毛サロン等、予約が必要なサービスでは店舗数が減少することにより、1店舗当たりのユーザー数が相対的に増加。
予約取得が困難になり、通い放題と謳われていたサービスが受けらません。
サービスを受けられず、離脱する顧客が増えることも経営悪化の要因の一つになるといわれています。
大手企業・有名企業でも過信は禁物、前金ビジネスのリスク
サービス提供前に顧客から支払を受ける「前金ビジネス」と呼ばれるビジネスモデルがあります。
前金ビジネスモデルを採用するも資金難でサービス提供できず、大きな波紋を呼んだ事例は複数あります。
・TVCMで一世を風靡した英会話教室を運営する企業が資金難で経営破綻した事例
・振袖のレンタル業者が資金難で成人の日に突如閉鎖した事例
・旅行会社が突如倒産し、旅行中の利用者に大きな混乱を与えた事例 等
こうした事例では前もって支払いが完了しているため、人によっては
「多額のお金を払ったのにサービスを受けられない!」といった被害を受けることが起こり得るのです。
満足できるサービスを受けるために、注意しておきたいポイント
今回は「出店戦略」と「前金ビジネス」モデルの問題点などを解説しました。
多額のお金を前払いすることは、その企業に融資するか、どうかの判断と同様だと筆者は考えます。
「信用リスク」を取って、資金を前払いしているからです。
大切なお金を払うならば、満足のいくサービスを受けたいと思うことは当然ですよね。
しかし「TVのCMなどで見かけるから安心」と考えることは危険です。
広告料を多額に支払えば、知名度をある程度向上させることは可能だからです。
このコラムを読んでいる人が被害に遭わないよう、前払いなどの支払いの前には注意をしてほしいと思います。
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