相場が不安定、富裕層はどう備えてる? 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
このシリーズは、3年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第122回目になります。
今回は相場下落に対する富裕層の心構えについて執筆いただきました。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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年度末の3月では、相場が乱高下する傾向があると聴きます。
(*2024年2月から3月はJ-REIT市場の大きな変動が発生しました)
資産運用しているときに、相場が下落したら、居ても立っても居られないですよね。
では、大きな金額を資産運用している富裕層は、下落相場の時にどのように対策しているのでしょうか?
富裕層は資産運用するうえで、さまざまな備えをしています。
バタバタと慌てて行動しません。
これは「お金があるから」という理由だけではないのです。
危機感のあるときに富裕層はどうするか。
ここが大きなターニングポイントになるかもしれません。
最高値で売り最安値で買えることはない
「高いときに売り、安いときに買え」
投資をする時によく言われる一般論ですね。
理屈は分かります。
理想としている人も多いかと思いますが、常に100%の確率で出来るかといえば無理なことです。
最高値と最安値は、記録なのですから、あとからわかります。
その時に「現在が最高値なのか、最安値なのか」を判断するのは不可能に近いわけです。
「今は比較的高値です」は出来たとしても
「今は最高値です」は出来ません。
つまり、こんなこと狙っていると、機会損失の方が大きくなりかねないわけです。
下手に動くよりも留まることの意味
相場の揺れ動きに乗ると、売り買いを繰り返さなければいけません。
富裕層は早々に動きません。
ここで出てくる差はなんでしょうか?
それは税金などコストの存在です。
利益が出れば20.315%の税金がかかります。
また、銘柄によっては売り買いをすることで手数料が発生することもあるでしょう。
コストによって利益が目減りするわけですが、新たな投資先で回収できるでしょうか。
更に、新しい銘柄がどれぐらい上昇するかなんかわかりませんよね。
わかるなら誰も損しないのです。
相場の揺れ動きがわからないのと同じように、未来予知能力でもなければ、わかるはずはありません。
富裕層は動じない、「市場に留まる力」とは?
Staying Powerという言葉があります。
留まる力という意味です。
揺れ動く相場が回復するまでバタバタせず、留まることを意味します。
特に下落が発生した時こそ留まる。
必要以外のコストをかけないことで、損失を抑えるのです。
「下手に売却したら、実は安値でした。(*売ってしまって投資していないので)回復しても利益が得られませんでした」となれば、目も当てられません。
留まることにより、必要以外の手数料も支払わないで済むわけです。
更にリスクを取れる富裕層は資金追加するケースも
更に、リスク許容度の高い富裕層の場合も見てみましょう。
相場下落時こそ投資のチャンスと考え、資金追加するケースも多くあるそうです。
過去のリーマンショックやCOVID-19(コロナ禍)の時はどうだったでしょうか。
一時的には大きく下がった相場でしたが、元の水準以上まで回復しました。
留まっていた富裕層は損をせず、更に資金追加した富裕層はより大きなリターンを得たのです。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、相場下落に対する富裕層の心構えについて執筆いただきました。
注意点としては、コスト高や回復の見込みの無い商品を「塩漬け」する、ということではありません。
「ダメな商品」と分かれば迷わず損切りをする勇気も必要なのです。
低コストの運用ポートフォリオであれば、10年単位で運用を続けて、果実を得ることを目指せば良いのです。
短期のディーリングのような手法で「売ったり、買ったり」ビジネスとは忙しいものです。
本業に差し障りが出るレベルでのめり込んで、本業のパフォーマンスに影響が出ることは望ましい姿ではありません。
短期目線と一線を画したサービスを利用している、長期投資家が富裕層には多いと感じます(私見)。
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繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第122回目)。
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