投信の手数料打ち切りも 米国投資家に学ぶべきコト
今でこそ、オールカントリー(ACWI:世界株指数:通称オルカン)やS&P500指数への投資が広く認知されています。
筆者は2007年から低コストのインデックス運用をである、海外ETFなどを運用ツールとして用いてきました。
当時、「インデックス運用」と銀行員に言っても、
「は?何ですかそれは?」
という時代でした。
筆者は2009年から社)企業研究会で連載をしていた、
「おカネ学~知っておくとトクするパーソナル・ファイナンス」の第1回、第6回で
海外分散投資の今後の主流【海外ETFについて】というコラムを執筆しました。
海外分散投資の今後の主流
世界ではETFは実際にツールの主流となっています。
一方、日本ではETFの活用度はそれほど高くないかもしれません。
この第6回のコラム、2010年3月では
インデックス型を上回るアクティブ型投信は毎年25%〜38%にとどまります。理由のひとつは信託報酬と呼ぶ手数料の高さです。高い信託報酬というコストを払って、市場の動き=インデックスを下回る投信が6〜7割もあるということです。
この内容は、2017年4月の金融庁長官であった森長官のセミナー発言と同様の内容を含むものでした。
この 10 年間で日経平均株価は年率約3%上昇しており、インデックス投信が一般的にアクティブ型投信に比べリターンが高いとのマルキールとエリスの主張は、日本株投信についても当てはまるように思えます。
出典 日本証券アナリスト協会 第8 回国際セミナー「資産運用ビジネスの新しい動きとそれに向けた戦略」における森金融庁長官基調講演2017 年4 月7 日 当時長官
10年間で日経平均株価が3%しか上昇しなかった時代。
2024年は年初から3カ月強で、日経平均株価は18.6%増加しています。
時代の変化を感じますね。
(データ Bloomberg 2024/03/08 15:15)
しかし、
資産運用の王道ともいえる 低コストのインデックス運用は廃れることはありません。
資産運用の王道は、時代を超えて通用する内容なのです。
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著者は、日米欧の銀行や証券会社に計26年勤務後に独立し、投資助言業を経営。
多くの人に正しい金融知識を身につけてほしいと、資産形成の情報を発信する。
各制度の違いと制度選びのフローチャート、金融機関別のお薦め商品の一覧表も掲載。
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2022/11/09 読売新聞 くらしマネー欄
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iDeCo関連としては、今回で4冊目になりました。
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・NISA(一般NISA)で投資できる代表的な低コスト海外ETFを一覧で解説!
・つみたてNISAで選ぶとトクする信託報酬0.4%未満の低コスト商品一覧表を掲載!
・iDeCoで投資可能な信託報酬0.4%未満銘柄が多い金融機関は?TOP10ランキングで掲載!
・iDeCo低コスト銘柄、カテゴリー別の一覧表で選びやすい!
・2022年5月・10月のiDeCo制度改正にも対応!
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