その住宅ローンを借りて大丈夫? ~どうして「おカネ学」が生まれたか~
GPIFの2022年度の運用リターン結果は、収益率+1.50%、収益額2兆9536億円でした。
1年前の2021年度の運用リターン結果は、収益率+5.42%で収益額+10兆925億円でしたので、2022年度は運用の難しい年度だったと言えるでしょう。
データ GPIF 2023/07/07公表
2022年1-12月の暦年GPIFは▼4.78%
2022年度は 2022年4月から2023年3月までの1年間のことです。
2022年暦年という区切り、1月~12月ではマイナス4.78%でした。
2022年はマイナス運用であったということです。
これはGPIF創設以降、初めての4四半期連続のマイナスでした。
2021年度4Qから2022年度3Qまで、という区切りである、
2022年1月~12月は▼4.78%という水準でした。
2022年3Qまでの累積は?
2022年度の3Q(第3四半期)までの3四半期(4月~12月)は▼3.71%でした。
収益額マイナスは7兆3252億円という水準だったのです。
換言すれば、2023年の1月~3月(2022年度4Q:第4四半期)が大幅黒字で、
それまでの3四半期の9カ月分のマイナスを吹き飛ばしたのです。
2023年1-3月はプラス10兆2788億円!
2023年1-3月は、「2022年度の4Q:第4四半期」のことです。
この3カ月で10兆2788億円もの収益が上がり、年度でもプラス計上となりました。
データ GPIF 2023/07/07公表
マイナスを吹き飛ばしたのは外国株式!
2023年1-3月の期間内で
最も収益に貢献したのは
外国株式で +3兆8466億円でした。
(年度では+1兆1327億円)
次に貢献したのは
日本株式で +3兆3417億円でした。
(年度では+2兆7288億円)
通期でリターンに寄与したカテゴリーは?
GPIFの2022年度でリターンに寄与したカテゴリーを、
リターンに寄与した順に並べるとこのようになります。
- 国内株式 + 5.54%
- 外国株式 +1.84%
- 外国債券 ▼0.12%
- 国内債券 ▼1.74%
株式の上昇で債券のマイナスをカバーした2022年度でした。
1番になるカテゴリーは変化する
データ GPIF 2023/07/07公表
(クリックで大きな図で見ることができます)
2019年度に▼13.08%だった外国株式はその後、
2020年度+59.42%、2021年度+18.48%で1番収益が良いカテゴリーでした。
2022年度は国内株式が+5.54%で1番収益が良いカテゴリーでした。
1番になるカテゴリーは変化するのです。
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