普通預金の金利だと資産倍化まで72,000年も!?投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
このシリーズは、1年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第61回目になります。
今回はリスクとリターンについて執筆いただきました。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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資産運用をするならば、大きなリターンの方が嬉しいと思うでしょう。
大きなリターン、ハイリターンに必要なものはなんでしょうか?
一般的に、ハイリスク・ハイリターンという言葉が使われます。
では、投資でもハイリスクな運用ならばハイリターンなのでしょうか?
実際はそんな一発大儲けできるほど甘くないのです。
誤解されやすいリスクとリターンのイメージ
そもそも、ハイリスクとは、どういう意味なのでしょうか?
一般的に「リスク」とは危険性などと訳されることが多くあります。
しかし、投資の世界でのリスクは「変動幅」という意味で使われます。
ざっくりというならば、ハイリスクな運用は変動幅が大きい運用といえるでしょう。
しかし、投信のリスクを説明するイメージ図表の中には、変動幅の大きさのみにフォーカスし、
マイナスのふり幅があることをイメージしにくい図表もあります。
「ローリスクならば損失しにくい」とはならない場合も
マイナスのふり幅があるということをイメージしやすい図表を提案している書籍もありました。
この図表ならばハイリスクな運用の場合、変動幅が大きいため、マイナスに振れた時の損失も大きいということがわかるでしょう。
投資した金額がマイナスになるのはだれでも避けたいはずです。
「ハイリスクな運用をして大損するくらいならば、ローリスクな運用を」と考える人もいるかもしれません。
しかし、図表をよく見ると、ロスの部分の矢印(下向き矢印)がコスト分長くなっていることがわかります。
つまりリスクが少ないから、という理由だけで元本確保型や、国内債券型の高コスト商品に投資してしまうと、
「リターンはゼロ、でもロスは増える」ことになってしまう場合も考えられるのです。
債券は低リスク、でも為替のリスクも忘れずに
株式に比べて債券はリスクが低いと聞き、安定性を求めて債券重視に投資する人もいるでしょう。
しかし、外国債券などは為替の変動幅も忘れてはいけません。
せっかくリターンが上がっても、売却した時に為替の影響で日本円に戻した時に当初より低い金額で戻ってきてしまう可能性もあります。
しかも通貨の両替には両替手数料というコストも発生します。
この両替コストが高い場合には、コストがリターンを食い尽くして損失になってしまう確率も上がってしまうということです。
(*注 新興国通貨建ての債券で特に両替手数料が高いケースが多くみられる)
為替手数料に限らず、投資信託では*常に発生する信託報酬というコストもあります。
(*注 期間限定で信託報酬ゼロの商品なども存在する)
コスト高になれば、その分だけロスが増えるともいえるでしょう。
表面上のリスクの評価だけではなく、最終的なコストを支払ったときに残ったものは利益なのか。
リターンがどこまであるかは、コストまで含めて評価しなければいけないのではないでしょうか。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、リスクとリターンについて執筆いただきました。
RIA JAPANではリスクとリターンや為替手数料について発信してきました。
下記リンクより発信してきたコンテンツが閲覧可能です。
・著書「NISA・つみたてNISA・iDeCoプロの選び方教えてあげる!」
P91「リスクが高くても運用プラスとは限らない」にて解説しています。
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・ダイヤモンドオンライン コラム
「高利回り」の海外債券…金利15%でも損する仕組みとは?
・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
P34よりトルコリラについて解説しています。
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繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第61回目)。
セミナーや講師のご用命は下記リンクの弊社HPお問合せフォームよりご連絡ください。
RIA JAPAN おカネ学株式会社 お問合せフォーム
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
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