分散投資でリスク回避!?簡単に分散できるインデックス投資とは? 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
このシリーズは、1年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第55回目になります。
今回は投資信託の運用コストについて執筆いただきました。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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投資信託を見ると、とにかくいろいろな商品がラインナップされてますよね。
例えば、iDeCoで活用する金融機関を探しているときに豊富な投資信託を見るといいと思いがちですよね。
しかし、運用コストって考えてますか?
信託報酬によっては、リターンが大きく変わってきます。
この違いをしっかり押さえておかないと、せっかくのiDeCoも勿体ないことになるかもしれません。
投資信託の2つの運用スタイルとコスト
まず、投資信託の運用スタイルは、アクティブ型とインデックス型の2つがあります。
アクティブ型はコストが高くなる傾向がありますが、インデックスより高いリターンを狙うのが特徴です。
インデックス型は、コストは抑える傾向にあります。
いろいろな商品の一例ですが、日本株カテゴリーでもアクティブ型は1.7%ぐらいのコストがかかります。
この商品のリターンは年率で5%も赤字でした。
同時期のインデックス型は、コストが0.15%程度で、リターンは+2.30%だったのです。
この違いは大きいでしょう。
外国株カテゴリーでは、さらに大きな差があったのです。
(*注 下図運用Aのアクティブ型のコストは1.68%。リターン▼5.14%。
運用Bのインデックス型のコストは0.15%、リターン+2.30%。
リターンの差は 5.14%+2.30%で7.44%もの開きがあった。
外国株の運用Cと運用Dの差は4.98%+14.68%で19.66%であった)
(画像はクリックで拡大します)
信託報酬は天引きだからこそ、分かりにくい
もちろん、すべてのアクティブ型がマイナスになるわけではありません。
インデックス型がなんでもプラスというわけでもありません。
それでも、コストをかければマイナスになる可能性が高いのは、それだけ余計に支払うからです。
せっかくリターンを上げてもそこからコストが差し引かれてしまうのです。
おまけに信託報酬は天引きですので、コストの意識があまりありません。
投資信託を持っている人が気付きにくい内にに差し引かれます。
気がついたらマイナスになっていても、なんでだろうってことになりかねません。
コストはできるだけ低い方が安心できると思いませんか。
低いに越したことはないけれど
コストのことを考えると、どれぐらいならいいのだろうかと思うかもしれません。
低いことに越したことはありませんが、調べていくと大体の基準が見えてきます。
例えば、ある書籍では信託報酬0.4%未満を低コスト銘柄としています。
その基準を線引きにしてみると、いろいろなことがわかるでしょう。
これでいいのかという基準にもなるのが線引きだからです。
当然のことですが、インデックス型だからなんでもいいわけではないので注意はしなければいけません。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、アクティブ型とインデックス型、それぞれのコストとリターンについて執筆いただきました。
アクティブ型はコストが高い分、販売サイドの金融機関からすると儲かりやすいとも言えます。
資産運用について相談する担当者によっては「おすすめ」などでセールスされる可能性もあるでしょう。
しかし、アクティブ型は20年などの長期間では9割以上がインデックスに届かないなどのデータもあります。
高いコストの商品を選んでしまわないように、RIA JAPANでは資産運用のコストについてこれまで発信し続けてきました。
一部発信してきたコンテンツを紹介します。
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繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第55回目)。
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