投信の手数料打ち切りも 米国投資家に学ぶべきコト
金融庁HPに掲載されている資料で、RIAがハイレベルの顧客本位実現している、という内容が記載されています。
RIA(アール・アイ・エー)とは、Registered Investment Adviser という米国の職業名称です。
和訳をすれば、「登録を受けた、投資のアドバイザー」です。
日本では投資助言・代理業の登録を受けた者がこれにあたります。
顧客のためを実践し信頼されているRIA
・証券会社の利益でなく、顧客の利益を優先
・顧客のためのアドバイスをする
・顧客から信頼され、手数料(投資顧問報酬)を受ける
米国のRIAは、このような事柄を実現していることが記載されています。
米国のアドバイザー事情に詳しい、沼田悦子教授のコメントが掲載されています。
沼田氏(帝京平成大学教授)は、 米国 の RIA の 現状について「顧客本位のサービスを提供しているが故に 、 RIA に 利益が付いてくるという仕組みが出来ている」と説明した 。
RIA に は、証券会社の証券外務員が独立し、投資顧問の資格を取って個人向けにアドバイスしたりする人がいるが、「証券会社の利益ではなく、顧客の利益を優先して、顧客のためになるアドバイスをしてくれる」と信頼されることで、手数料収入を得ているという。
顧客が RIA に 求めるものは「資産運用でパフォーマンスを上げること」や「値上がりしそうな銘柄を目利きすること」だけではなく、「(お客さまの)金融資産全体を管理してくれること」や「自分に合った個別化したアドバイスを提供してくれること」だという。顧客層については「さまざまタイプのアドバイザーがいて、富裕層から資産形成層まで幅広い 」。
(出典)金融庁HP 2022/09/22 第20 回 金融審議会市場制度ワーキング・グループ 事務局説明資料2
IFA とは何者か?=フィデリティ投信がパネルディスカッション( 2020 年 11 月 25 日) JIJI Financial Solutions
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近年金融庁では「顧客本位の業務運営」を普及すべく金融機関に働きかけを強めています。
フィーベース型ビジネスは、投資家が運用成功し契約残高が増加することでアドバイザーの報酬も少し増える仕組みです。
つまり、WIN-WINの関係が築きやすい構造といえるでしょう。
資産運用でアドバイザーを探している人は、是非とも報酬がどのように発生しているのか、その仕組みについてを知ってほしいと思います。
その上で、あなたが信頼できるアドバイザーを見つけてほしいと思います。
東証マネ部!にて日本のRIA事業者を初の採り上げ
東証マネ部!にRIA JAPAN代表 安東隆司のインタビュー記事が公開されています。
東証マネ部!に日本のRIA事業者が採り上げられたのは初めてのことです。
(記事へのリンクは本コラム下部に掲載しています)
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