資産運用を始めるときに「どの銘柄か」よりも先に考えておきたいことって? 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
このシリーズは、1年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第33回目になります。
今回の内容は元本確保型についてです。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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投資をするにあたって、安定的な運用を目指したいのは誰もが同じ。
元本を守りたいのも当然のことでしょう。
元本割れしなければ、得してないかもしれませんが損してません。
それだけリスクがないと判断できます。
「元本確保型」という名前を見ると、リスクは少なく安心できると思ってしまうのです。
当然ですが、そんな都合のいい商品はありません。
実は中身が難しい
「元本確保型投資信託」とは、なんと響のいい言葉でしょう。
元本を確保して、投資信託が(*運用)できる。
そう読み取るかもしれません。
ところが、元本割れの可能性があるのです。
つまり、完全に「元本確保」であるわけではありません。
元本確保型とはなんなのか
大事なポイントは、「元本確保型」とは何かです。
投資信託として購入時手数料を引いた元本確保を目指すものであって、元本保証ではありません。
あれ?って思いませんか。
そう、名前は「確保」であっても、あくまでも「目指している」だけで、元本割れも起こることを意味しています。
ここ最近の投資信託での「元本確保型」を見るともっと感じることがあるはずです。
基準価値が1万円割れしているものが目立つのに気が付きませんか。
つまり、*多くの商品が元本割れしているのです。
(*注 2022年7月15日14時時点で元本確保型投資信託シリーズの24本すべてが基準価額1万円割れ)
知らないと怖い結果にも
プラスになるのなら、元本保証でも問題ありません。
手数料を支払っても、その分がプラスになるならです。
ところが、もともとリスクを抑え、手数料を支払う「元本確保型投資信託」では、そもそも利益が低くなります。
さらに、* ほとんどの「元本確保型投資信託」がプラスになっていない状況も見なければいけません。
この辺りはいろいろな書籍やデータを調べて判断しなければいけない部分です。
調べてみると、いろいろなデータが出てきます。
それらの結果を見ればわかるように、手数料を払い利益も出にくく元本割れに近づくのです。
こうした状況判断は、名前など表面上だけではわからないでしょう。
分散投資できるからといってリスクを下げられるわけでもないため、よく勉強しなければいけないのです。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、バランス型ファンドについて執筆いただきました。
RIA JAPANではかねてより著書やコラムを通じて警鐘を鳴らしてきました。
下記のリンクより発信してきたコンテンツが閲覧可能です。
・ダイヤモンドオンライン
「元本確保型投信」って、実は元本割れの商品もあるって知ってた?
・小学館Precious.jp コラム
儲けるはずが逆に損してる!投資初心者がやりがちな「失敗事例」5選
・日経CNBC 朝エクスプレス マーケット・レーダー
有料経済チャンネル 日経CNBCにて解説しました。アーカイブが無料にて90秒閲覧可能です。
金融機関は教えてくれないコストの秘密④
・日経CNBC 公式Twitterアカウント
上記放送のTwitterまとめ動画が日経CNBC公式Twitterアカウントより投稿されています。
元本保証って損しないわけではないの?
・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
P80より元本確保型投信について解説しています。
「お金を増やすならこの1本」Amazon販売ページ
繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第33回目)。
セミナーや講師のご用命は下記リンクの弊社HPお問合せフォームよりご連絡ください。
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
本記事は信頼できると判断された情報等を基に作成しておりますが、正確性、完全性を保証するものではありません。