専門用語は難しい！？元本確保型の本当の意味とは？ 投資初心者が知らなかった資産運用

(RIA JAPAN広報部記述)
投資初心者さんが執筆した記事は多くの人に閲覧いただきました。
これから投資を始めたいという人や、すでに投資を始めている人の参考になれば嬉しく感じます。

半年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど！と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい！」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第22回目になります。
今回の内容は資産運用で注意しておきたい元本確保型についてです。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります（*）は編集部校正。

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投資をする上ではさまざまな言葉が出てきます。
専門用語も多いので、常に勉強の毎日です。
ですが、分かってそうな知識のものは、それ以上掘り下げなかったりしませんか。

「元本確保型」もそんな言葉なのを知っていますか？
知らなければ投資として大きな問題につながるかもしれない危険性をはらんでいます。
初心者が知らず知らずに勘違いしやすい「元本確保」の意味を考えてみましょう。

元本確保とはなんなのか

大事なポイントは、「元本確保型」とは何かです。
投資信託として購入時手数料を引いた元本確保を目指すものであって、元本保証ではありません。
あれ？って思いませんか。
そう、名前は「確保」であっても、あくまでも「目指している」だけで、元本割れも起こることを意味しています。

ここ最近の投資信託での「元本確保型」を見るともっと感じることがあるはずです。
基準価値が1万円割れしているものが目立つのに気が付きませんか。
つまり、多くの商品が元本割れしているのです。
(2022年2月24日14時時点で元本確保型投資信託シリーズの23本すべてが基準価額1万円割れ)

元本割れでも分配金で更に元本減少の可能性も

運用している時に「分配金がもらえる」と言われると嬉しいですよね。
しかし、自分の預けた元本が取り崩されているとなったら話は別です。
元本確保型投資信託の中には元本割れしている状態でも分配金を出す可能性があるのです。

運用資金をただ取り崩してお金を受け取っているのなら、運用資金はどんどん減っていってしまいます。
お金が増えていると思ったら、増えてないどころか、元本が割れてしまっている状態でしたらとてもショックですよね。

とどめになるのは、分配金に成功報酬がかかることも出てきます。
赤字なのに成功報酬を支払うのですよ。

元本割れして損して、運用資金を取り崩す分配金。
成功しているとは言えない成功報酬。
何かおかしいと思わなければいけないでしょう。

知識を身につける努力を欠かしてはいけない

元本確保型投資信託の中には国際分散投資戦略となっていても、実質1社の社債となっているケースもあります。
言葉だけじゃわからないですよね。
仕組みもとても複雑で、書かれている言葉だけではわからないことも少なくありません。
投資するときには、ファンドの仕組み、投資先、コストまで知らないといけないでしょう。
だからこそ、初心者は知識を身につける努力が必要だと思っています。
そうしないと、商品を販売する人たちの論理に飲み込まれてしまうのではないでしょうか。


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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、元本確保型投信について執筆いただきました。
資産運用で元本確保と言われたら安心に思えますが、その仕組みをしっかりと理解してほしいと考えています。
RIA JAPANではこの元本確保型投信の注意点について発信してきました。
下記のリンクより発信してきたコンテンツが閲覧可能です。

関連記事

・ダイヤモンドオンライン
　「元本確保型投信」って、実は元本割れの商品もあるって知ってた？
・小学館Precious.jp コラム
　儲けるはずが逆に損してる！投資初心者がやりがちな「失敗事例」5選
・日経CNBC 朝エクスプレス マーケット・レーダー
　有料経済チャンネル 日経CNBCにて解説しました。アーカイブが無料にて90秒閲覧可能です。
　金融機関は教えてくれないコストの秘密④
・日経CNBC 公式Twitterアカウント
　上記放送のTwitterまとめ動画が日経CNBC公式Twitterアカウントより投稿されています。
　元本保証って損しないわけではないの？
・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
　P80より元本確保型投信について解説しています。
　「お金を増やすならこの1本」Amazon販売ページ

繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど！と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい！」と感じた内容について記述してもらったものです（第22回目）。

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
本記事は信頼できると判断された情報等を基に作成しておりますが、正確性、完全性を保証するものではありません。