世界のETF市場規模は約1,481兆円に、16年半で資産規模17.64倍に増加
「除外15銘柄 採用2銘柄 2200億円の資金流出」
2021年11月30日に MSCIの世界株価指数のインデックスから、日本株が15銘柄除外されました。逆に採用されるのは2銘柄だけとなります。結果として、日本の株式市場から2200億円の資金流出となる見込みです。
MSCIのインデックスから外れる日本株
MSCIは世界中の投資家が用いる株式指数を作成しています。
ACWI( All Country World Index)という、世界の株式指数や、日本株を除いたKokusaiというインデックスが日本では有名です。
インデックスを下回る運用が9割
インデックス=指数 を上回る運用は実は難しいのです。世の中の投資信託の約9割は、インデックスを上回ることができないというのが事実です(15年の長期運用)。
アクティブ・ファンドの販売者が、投資家には知られたくない事実でもあります。
インデックス運用が世界的に拡大
この事実に気付いた投資家は、高いコストのアクティブ運用を止め、こぞってインデックス運用に切り替えています。
インデックスから外れる=株式保有者が減る
インデックスから外れた日本株は、保有者が減少することになります。結果として株価が下落するケースが予想されるわけです。
日本株から2200億円が流出
大和証券の試算では、指数に反映される30日の終値を基準に日本の株式市場から約2200億円の資金が流出する
とブルームバーグ通信は2021/11/30に伝えています。
日本株式の地盤沈下、7.35%が5.65%に
日本株式が世界の株式指数に占める割合は低下を続けています。
みずほ証券の試算によると、MSCIのSAIRで代表的な指数であるACWI(先進国・新興国)やWorld(先進国)での日本の比率が低下し、資金が純流出となるのは20年5月以来、4回連続。今回の見直しでACWIの日本比率は直近5.71%から5.65%へ下がる。新型コロナ前の19年11月の見直し後では7.35%だった。
データ:ブルームバーグ通信は2021/11/30
2019年11月時には、日本株が世界株式に占める割合は7.35%でした。これが、2021年11月には5.65%に下がってしまうという見込みなのです。日本株への投資割合が低下することは避けられないのです。
始めから外国株式に投資していればよかった
そもそも、2019年時点でも、世界の株式に占める日本の株式は7-8%程度でした。逆に言えば
株式投資ならば、9割は外国株に充てることが世界のスタンダード
ということなのです。
日本が世界の株式市場に占める割合は、約7~8%にすぎないって、知っていますか?
日本が世界の株式市場に占める割合は、約7~8%にすぎないって
筆者が2019年に出版した著書の内容をダイヤモンド・オンラインが採り上げた記事です。
日経CNBCでは「お金を増やすなら米国投資家に学べ」というシリーズを2020年1月から計5回 放送しました。
https://markets.nikkei-cnbc.co.jp/watch/searchKeyword
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2020年1月23日 ①
2020年5月28日 ②
2020年6月25日 ③
2020年8月27日 ④
2021年1月7日 ⑤
外国株に投資を行った投資家が、大きなリターンを得ていることは、ご想像いただけるでしょう。
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