世界ETF残高、9.21兆ドル、日本円換算 1,008兆円に。低コスト・高い流動性・透明性の高さで拡大継続中

安東隆司

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テーマ:所長解説のおカネ学♫

世界的ETF調査会社のETFGIが2021年8月31日に発表したデータによると、
世界のETF規模は過去最高記録を更新し、9.21兆ドルに達しました。

9.21兆ドルを日本円にすると1,008兆円になります。

ETNなどを含めたETP全体では
ETPの規模は9.46兆ドル、1,036兆円です。
データ ETFGI 2021年7月31日時点(2021年8月31日発表)
USDJPY=109.49 三菱リサーチ&コンサルティング(2021/7/30データより)

ETF本数は8,040本に、約15年で11倍以上に

同データによるとETF本数は8,040本になりました。(2021年7月末時点)

低コストで透明性の高い特徴を持つETF、筆者がウォッチを始めたのは2007年からでした。
その直前である2006年末のデータを見てみると、「ETF本数729本、資産規模は5,790億ドル」です。
約15年後の現在「ETF本数8,040本、資産規模は9.21兆ドル」と比べてみると、本数は約11倍に、資産規模は約15.9倍にも増加しています。

世界の権威が認めた ETFが持つ6つのメリット

なぜETFにこれだけの資産が集まったのでしょうか。
ETFには投資家にとって多数のメリットがあるためです。
ETFGIの創業者でETFの世界的権威のひとりである、Deborah Fuhr(デボラ・ファー)氏は、ETFが持つ6つのメリットを示しています。

写真は2019年4月:デボラ・ファー氏(右)に単独インタビューした、RIA JAPAN安東隆司

1販売手数料ゼロのけた違いに低い保有コスト
2海外ETFでも証券会社で取引できる身近な存在
3インデックスに連動していることによる透明性
4リアルタイムでスピーディーな流動性の高さ
5税金の効率性・公平性
6株式同様にとれる柔軟な戦略


このメリットに関しては、過去コラムの
富裕層やプロ投資家が好む「低コスト」商品ETFとは? 過去10年で5.8倍に
にて、詳細を解説しています。

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安東隆司
専門家

安東隆司(投資顧問)

おカネ学株式会社 Reliable Investment Advisors Japan Co.,Ltd(英文名称 略称 RIA JAPAN)

富裕層の資産の管理や運用、承継などを行う。売買手数料0などお客様と利益相反の少ないサービスを追求。また、海外ETFを中心とした資産形成の知識・経験が豊富。テーラーメードの投資助言を大切にしている。

安東隆司プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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