3大メガバンク中　1行しか見つけられない?「重要情報シート」、公開企業RIA JAPAN

安東隆司

2021年5月19日

2021年5月20日

金融庁が導入を進めているのが、「重要情報シート」です。
投資信託や外貨建て保険といった投資の内容やリスクを示す資料として導入するように示達されました。
重要情報シートについては過去の記事でも解説しています。
金融事業者の取り組みがわかる「重要情報シート」とは？情報開示は今度こそ進むのか？

重要情報シート未公表の金融機関も、3大メガバンク中2行のシートが見つけれない

金融庁が導入を期待しているこの重要情報シートですが、まだ未公表の企業も多くあるのが事実です。
大手3大メガバンクと呼ばれている金融機関でも調査したところ重要情報シートが掲載されているのを発見できた企業は1行のみでした。(2021年5月19日時点)
*当社広報部のネット検索では見つけられませんでしたが、開示が成されているとの情報提供がありました。メガバンク3行すべてで開示されているようです。「未公開」という表現を「見つけられない」に修正いたしました。　2021年5月20日補記

金融庁では2021年4月12日に示達*1をし、「顧客本位の業務運営に関する原則」を採択する事業者に対して6月30日までの報告を求めています。
報告の期限から考えると、2021年7月前後で重要情報シートを活用する企業が増えてくると思われます。
*1　金融事業者における顧客本位の業務運営のさらなる浸透・定着に向けた取組みについてより

RIA JAPANでは独自の重要情報シートを公開

RIA JAPAN　おカネ学（株は、金融庁のひな型が公表された2021年5月12日以前の、5月10日に独自の重要情報シートを公開しています。顧客本位の業務運営のフロントランナーとなりたいという強い意志の表れです。
（なお、当社の業務は「投資助言」であり金融商品販売には一切タッチしないため、個別商品編は作成致しません。）

RIA JAPAN　おカネ学（株では「重要情報シート」を早くも公開しました（2021年5月10日）。
RIA　JAPAN　「重要情報シート」
また、「顧客本位の業務運営」に関する方針も2021年5月10日に改訂版を公開しています。
RIA　JAPAN　「顧客本位の業務運営」に関する方針


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