世界ETF本数、11,387本に増加。資産規模は約2,190兆円に。17年で資産規模約24.62倍に拡大
GPIFとは日本の年金積立金管理運用独立行政法人のことです
私たちの公的年金を運用したり管理したりしています。
GPIFでは年金積立金の運用状況データを四半期(3か月)ごとに公表しています。
このデータを見てみると、どのカテゴリーがどれほどのリターンを出したかがわかります。
9ヶ月での収益率 外国株・国内株好調 一方国内債券では年度マイナスリターンに
GPIFより直近に公表された2020年度第3四半期データでは年度を通して+18.49%の収益率でした。
中でも外国株式、国内株式が好調で、年度を通して外国株式が+42.29%、国内株式は+29.54%の収益率です。
一方、債券は低調な動きを示し、国内債券については2020年度全体で-0.26%とマイナスリターンでした。
(出典)GPIF 2020年度第3四半期運用状況より
GPIFの分散投資と長期保有
GPIFでは現在、外国株・国内株・外国債券・国内債券の主に4つのカテゴリーに分散投資を行っています。
しかし、過去のデータを見てみると、運用してもマイナスリターンの年があります。
100万円を4つのカテゴリーに1年間投資をした場合の試算データを見てみると、
49回中17回は元本を割ってしまいました。
しかし、10年間の保有として見てみると、リターンはほとんどプラスです。
*注 GPIFのホームページでは、10年間で元本割れは0回とされています。しかし運用のコストを含むデータでの検証がより実態に近いです。
RIA JAPANでは、コスト込みのデータを用いてのデータをダイヤモンド社の書籍に掲載しています。
運用コスト込みでは最も成績が悪かった1回だけは元本を割ってしまいましたが、
しかし40回中39回は元本よりプラスになったのです。
数値データ・図表データはダイヤモンド・オンラインの下記記事より閲覧可能です。(図表は3ページ目)
分散投資しても、運用は必ずプラスになるわけではない。ならばどうする?
国内債券組み入れのバランス型ファンド、コスト再確認を
資産運用において、リターンはコントロールできません。
これまでのデータでは好調なカテゴリーでも、来年は低調になる可能性も大いにあります。
しかし、コストはコントロールが可能です。
リスクを避けた結果、期待リターンが低いものに必要以上なコストをかけていませんか?
例えば、バランス型ファンドなどでは、低リターンの国内債券に約半分の49%を投資し、ファンドの信託報酬が1.78%のものがあったとします。
仮に国内債券の期待リターンを0.3%とした場合、このファンドの国内債券部分のリターンは、0.3%-1.78%=▼1.48%となってしまい、ファンドの内49%は毎年必ず損をするという事例もあるのです。
バランス型投資信託については下記動画でもRIA JAPAN代表 安東隆司が解説しています。
バランス型ファンドなどを活用している方は、投資対象からの期待リターンとそれに費やすコストについて考える必要があるといえるでしょう。
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