投信の手数料打ち切りも 米国投資家に学ぶべきコト
ファンドの推奨銘柄や推奨カテゴリーを信じて良いでしょうか?
「人気があるから」 「有名だから」 といった理由で、やみくもに信じることには危険があります。
『ヘッジファンドの一押し銘柄、実は処分売り対象-大学院生が研究論文』ハーバード大学院生の研究論文の内容です。
「ヘッジファンド運用者がなぜ演壇で一押しの投資アイデアを進んで伝えようとするのか、考えたことがあるだろうか。新たな研究論文によると、投資アイデアが古くなって運用者が売り場を必要としているためだという。」
2018年6月14日のBloombergの記事にこんな内容がありました。
内容を要約(私訳)すると、
・自身のポジション情報を公表して興味を持たせる
・宣伝して人気化し、ヘッジファンドが利益確定する(売り抜け)
・銘柄推奨して 3カ月程度でその組み入れ比率を下げている
なぜ、わざわざ手の内を明かしているのかを投資家は考えてみても良いかもしれません。
そして世界中では、ヘッジファンドは解約、インデックス運用に資金が向かっている事実を、妄信する前に知っていただきたいと思います。
なお、ファンドやヘッジファンドの推奨の目的の全てがこのようなものでは無いかもしれません。投資家のための善意で行っているファンドもあると信じたい気持ちです。