確定拠出年金、スイッチングをする時の注意点と長期運用で知っておきたい下落に備える心構え 20代若手社員が資産運用始めてみた
皆さま、お初にお目にかかります。
RIA JAPAN おカネ学株式会社 20代若手社員です。
「老後2000万円問題」なんて20代の自分にとってはずっとずっと先の話だし……という考えを持っていましたが、弊社でも企業型確定拠出年金が導入され、遂に私も資産運用デビューが決定しました。
実際に始める前に知っておきたい知識や、実際に始めるにあたって感じた点などを複数回にわたってお伝えしたいと思います。
また、用語等厳密な文章だと分かりにくい文章になってしまう可能性がある為、分かりやすさを優先した表現を心掛けてます。
確定拠出年金とは?
確定拠出年金は、拠出された掛金とその運用収益との合計額をもとに、将来の給付額が決定する年金制度です。
掛金を事業主が拠出する企業型年金と、加入者自身が拠出する個人型年金(iDeCo)があります。
出典:厚生労働省「確定拠出年金制度の概要」より
もう少し噛み砕いていうと、毎月決まった(確定)金額の掛金を掛ける(拠出)する年金制度と言えます。
掛金が自分の口座に積立てられ、運用して得られた給付金が将来的には自分に戻ってくるため、運用の結果次第で将来受け取れる年金の額は違ってきます。
【個人型確定拠出拠出年金(iDeCo)】
個人型確定拠出年金(iDeCo)では自分で掛け金の金額を決めて、自分でお金を拠出します。(掛けられる金額の上限と下限があります)
【企業型DC】
企業型DCでは企業が決まったルールに基づき、お金を拠出します。
(従業員が一部掛金を負担するマッチング拠出というケースもあります)
どちらも運用は自分で行うため、運用内容については自分で知識を身に付ける必要があります。
資産運用はサッカーの監督?運営管理機関が作成したガイドブックより
企業型年金の導入が決定後、オンラインでの設定作業があり、
その後確定拠出年金ガイドブックが年金を管理している運営管理機関から送付されてきました。
その中でもサッカーの監督に就任したという例えが分かりやすく感じました。
内容を大まかに説明すると……
方針を立ててフォーメーション設定し、(=ポートフォリオ組成)
試合開始後は選手のパフォーマンスをチェックし、(=モニタリング)
パフォーマンスの悪い選手を交代したり、(=スイッチング)
チーム全体のフォーメーションを変更したりします。(=リバランス)
という内容です。
各用語の完全な説明とはいかないかもしれませんが自分には分かりやすい例え方だと感じました。
20代はメインターゲットじゃない?が故の特別感!
また、ガイドブックでは10問の設問に答え、自分のリスク許容度を大まかに診断する簡易テストがありましたが、20代という選択肢が無く、
想定しているメインターゲットでは無いのかなと感じてしまいました。
確かに同世代の友人間では「資産運用はまだどこか未来の話だ」という空気感が漂っているように思えます。
だからこそ他の人よりも早く始められることに少しだけ特別感を覚えました!
投資信託、あなたはどのタイプの銘柄を選びますか?
確定拠出年金で投資できる投資信託は一般的にこのようなタイプに分かれて説明されます。
(国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト 「資産運用の基礎知識」より)
株式や債券、バランス型はこのようなイメージだと理解しやすいかと思います。
更にREIT(不動産投資信託)といったカテゴリーも運営管理機関によっては選べることもあります。
また、先ほど使用したこちらの図表はリスク(変動幅)とリターン(収益)の説明でよく用いられます。
(国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト 「資産運用の基礎知識」より)
しかし、RIA JAPANではリスクリターン概念図をこのように説明しております。
ポイントはロスの大きさはコストの分、下振れするということです。
下方向の矢印は、コスト分長くなっていることを理解してください。
リスクは小さいものの、低金利下でリターンが見込めない元本確保型や国内債券型で、
高いコストの商品に投資すると「儲けゼロ、ロス増大」となってしまう場合すらあるのです。
次回は実際に銘柄を選んだ際に感じたこと、注意が必要な点などをお伝えしたいと思います。
※本記事はRIA JAPANおカネ学株式会社20代若手社員が執筆しています。
また、本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券その他の投資商品についての投資の勧誘や、売買の推奨を目的としたものではありません。
本記事は信頼できると判断された情報等を基に作成しておりますが、正確性、完全性を保証するものではありません。
用語等厳密な文章だと分かりにくい文章になってしまう可能性がある為、分かりやすさを優先した表現を心掛けてます。