実は中身が腐っているレモンを売る者は無くならない。セールストークを鵜呑みにしない
2014年あたりから日本ではインデックス運用に切り替える投資家が増えてきました。
弊社代表の安東は2009年の9月から2010年3月までの社団法人企業法人会「知っておくと得するパーソナル・ファイナンス」の連載でこの重要性について言及してきました。
私たちがお伝えしたいメッセージは長年変わりません。
そこで2009年12月執筆、2010年3月掲載の「知っておくと得するパーソナル・ファイナンス」最終回の内容をお届けいたします。
執筆自体は約10年前ですが、現在となっては当時より圧倒的に注目されている内容だと感じております。
4日目の本日は「投信とETFの実際リターン比較」について解説いたします。
投信とETFの実際リターン比較
5年間で17.23%
ある中国インデックスETFと日本の大手金融機関で販売されている投信の過去5年間のリターンを比較してみましょう。
総収益はETFは122.19%、投信は104.96%で5年間では17.23%の差異となっています。
*筆者作成の図表より。比較期間2004.12.30から2009.12.30まで。データはBloombergより。
ではこのようにコストで優位に立つETFが店頭にて勧められることが少ないのはなぜでしょうか?
そこには金融機関の収益形態にも関わると推察される理由がありました。
明日は投資家リターンと販売者収益について解説します。
また、「知っておくと得するパーソナル・ファイナンス」最終回の全文は
知っておくと得するパーソナル・ファイナンス第6回
から閲覧が可能です。
そして今回の内容の他にも知っておくとトクする内容を盛り込んだ弊社代表執筆の書籍が発売されております。
独立系だからできるiDeCoの信託報酬ランキングなど、ホンネが凝縮された1冊となっておりますので是非お手に取ってご覧ください。
安東隆司 著書に『個人型確定拠出年金iDeCo プロの運用教えてあげる!』等がある。