投信の手数料打ち切りも 米国投資家に学ぶべきコト
確定申告で考える、「トクするおカネ学」 控除利用でお得に
2月から確定申告手続きが始まります。
申告書には、税金でトクするヒントが山盛りです。
まずは「所得から差し引かれる金額」をフル活用してみてはいかがでしょうか。
今回は確定申告で考える、「トクするおカネ学」として3日間にわたりみなさんへ解説します。
二日目の本日は小規模企業共済等掛金控除について解説します。
小規模企業共済等掛金控除
iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金は、この控除の対象です。
iDeCoの掛金の上限額がいくらになるのかは少々複雑ですが、
利用できる方はフル活用するとトクするでしょう。
将来のために積み立てた金額(拠出金)によって、所得額が減少し、
所得税等が安くなるのです。
ふるさと納税では、返戻率は今後上限3割相当ですが、
iDeCoならば掛金の10割=100%が将来の年金の積み立てに回るのです。
ただし、運用の成果で受け取り額は掛金を上回ったり、下回ったりします。
また、小規模企業共済 はフリーランスの方、小規模企業の役員が加入できます。
退職金の積み立てなどのための掛金が「全額所得控除」になるのです。
最大84万円が税金の計算根拠から控除(差し引かれる)のです。
これらの制度を利用できる方で多額の所得税を払っている方はご一考いただけばと思います。
安東隆司 著書に『個人型確定拠出年金iDeCo プロの運用教えてあげる!』等がある。