リファスタ|8/13 金23,974円 CPI一致で金上昇

杉兼太朗

杉兼太朗

テーマ:金相場

おはようございます、リファスタです。

8月13日、木曜日。今日は「月遅れ盆迎え火」です。本来は旧暦7月13日の行事ですが、明治の改暦を経て多くの地域で8月13日に移りました。家の前で野火をたき、戻ってくる先祖の霊が道に迷わないための道しるべにする。灯りひとつで帰り道が決まる、という素朴な知恵です。今日はあわせて「左利きの日」、そして「や(8)けい(K=トランプの13)」の語呂合わせで「函館夜景の日」でもあります。

関東はあいにくの雨になりそうです。千代田区は最高29℃、最低23℃。最高気温は平年より1℃低いものの、最低気温は2℃高く蒸し暑さは残ります。降水確率は午前60%、昼から夕方は100%、夜も70%。日中はほぼ確実に降ります。お墓参りやご来店のご予定がある方は、しっかりした傘をお持ちください。

■今日の健康

今週は「健康ハート週間」(8月10日〜16日)の期間中です。雨で気圧が下がる日は頭痛や関節の重さが出やすく、お盆は生活リズムも崩れがちです。冷房の効いた室内と湿度の高い屋外を行き来する日は、心臓にも血管にも負担がかかります。喉が渇いてからではなく時間で区切って水分を取る。それだけで午後の体調がだいぶ変わります。

■海外マーケット(8月11日終値→8月12日終値)

昨夜の海外市場は、金がはっきりと上を向きました。NY金スポットは4,368.24ドルから4,416.01ドルへ、47.77ドル(+1.09%)の上昇。日中高値は4,441.31ドルまで伸びました。この水準は金融データとKitcoの2ソースで確認しており、乖離は0.03%と誤差の範囲。上昇の裏付けは取れています。

プラチナも上昇方向ですが注意が必要です。8月12日の終値をTrading Economicsは1,765.50ドル、Kitcoは1,754.00ドルとしており、差は0.66%。方向は一致していますが水準に開きがあるため、本日は保守的な低い方を採用し、レンジも広めに取ります。

為替と金利はほぼ動いていません。ドル円は159.28円から159.38円へ10銭の円安、米10年債利回りは4.70%から4.686%へ0.01ポイントの低下。昨夜の金の上昇は、為替や金利ではなく指標そのものへの反応だったということです。

■注目イベントの結果:米7月消費者物価指数(CPI)

昨夜21時30分に発表された米国7月のCPIが、相場を動かした主役です。

ヘッドラインCPIは前月比+0.1%。6月がマイナス0.4%でしたから方向が反転しました。前年同月比は+3.4%で6月の3.5%から鈍化。コアCPIは前月比+0.2%、前年同月比+2.5%で、2021年以来およそ6年ぶりの低い水準に並びました。いずれも市場予想と一致。内訳では住居費が前月比+0.1%で月間上昇分の約3分の2を占め、エネルギーはマイナス1.5%と全体を押し下げました。

ここで、これまでお伝えしてきた金利の見方をひとつ修正しておきます。いま市場が織り込んでいるのは、9月FOMCにおける0.25%の「利上げ」の有無です。その確率はおよそ48%で、市場は文字どおり二分しています。昨夜のCPIは利上げを即座に正当化するほど強い内容ではなく、かといってインフレ率は目標を上回ったまま。この決め手に欠ける内容が金にとっては金利面の安心材料として働き、発表直後にセッション高値をつける動きにつながりました。

■国内相場(8月12日 10時更新の確定値)

今朝4時の時点で、国内の公表価格は8月12日(水)10時に更新された確定値のまま動いていません。この数字は本日10時の更新で書き換わります。

金の国内公表価格(税込)は23,974円/g、前営業日比+395円。8月11日が山の日で横引きだったため、この+395円には祝日を挟んだ2営業日分の海外の動きがまとまって乗っています。18金(K18・750)は17,551円/g(+289円)、K24・999は22,319円/g(+367円)。

プラチナの国内公表価格(税込)は9,398円/g(+47円)、Pt900の買取価格(税込)は8,811円/g。銀は351円/g、パラジウムは6,876円/gという水準でした。

■本日10時更新の動向予想(レンジ)

昨夜のNY金の+1.09%と為替の+0.06%を前営業日確定値に反映させると、金の国内公表価格(税込)の中心値は24,254円/g、前営業日比+280円。想定レンジは23,928円〜24,581円/gです。

レンジ幅の根拠を申し上げます。当レポートでは、海外価格と為替から国内公表価格を導く際の「乗数」のブレと、直近の値動きの荒さの二つを合成して幅を決めています。金は直近6営業日の乗数の変動係数が1.127%、直近5営業日の日次変動率の絶対値中央値が0.739%。二乗和平方根で合成すると±1.347%となり、これを中心値に当てました。固定幅ではなく、その時々の実測ボラティリティから導いた幅です。

プラチナは保守的な採用値をもとに中心値9,475円/g(+77円)、想定レンジ9,291円〜9,659円/g。レンジ幅は±1.943%と金より広めですが、乗数のブレも値動きの荒さも金より大きいためです。2ソースの高い方を採用した場合の試算は9,535円/gで、このレンジの内側に収まります。どちらのシナリオでも枠内、という点は判断材料としてお使いいただけると思います。

Pt900は中心値8,883円/g(レンジ8,710円〜9,055円/g)、K24・999は中心値22,580円/g(レンジ22,276円〜22,884円/g)、18金は中心値17,756円/gという計算です。なお10時更新までに海外で大きな値動きがあればレンジから外れる可能性は残ります。今朝4時時点の材料から導いた見立てとしてご覧ください。

■今週の山場

本日8月13日(木)は21時30分に米国7月の生産者物価指数(PPI)と新規失業保険申請件数が発表されます。昨夜のCPIが消費者側の物価、本日のPPIが企業側の物価です。CPIが予想どおりだったぶん、PPIで上振れが出れば9月利上げ論に火がつき、下振れなら二分している市場が一方に傾く可能性があります。明日8月14日(金)は同じ時刻に米国7月の小売売上高。物価の次は消費の実態です。8月15日(土)は終戦の日、お盆の中日にあたります。なお昨夜のCPIが国内の公表価格に反映されるのは本日10時の更新からです。

■ダイヤモンド市場

ラパポート(RAPI)の月次変化率は、0.30ctが+2.1%、0.50ctが+0.9%、1.00ctがマイナス0.3%、3.00ctがマイナス0.5%。小粒サイズが堅調で大粒がわずかに弱いという構図が続いています。ラボグロウンの普及が大粒側の天然石価格に影響し、一方で0.3ct前後の実需サイズは供給が絞られている、という説明が最も筋の通るところです。

当社の本日のダイヤモンド買取参考価格は、0.2ctが15,000円、0.5ctが101,000円、1.0ctが537,000円。カラット数が2.5倍になると価格が7倍近くになる非線形性が、ダイヤモンドの価格構造の特徴です。

■本日の判断材料まとめ

・昨夜のNY金は+1.09%の4,416.01ドル。2ソースで確認済み
・米7月CPIはヘッドライン・コアともに市場予想と一致。コア前年比+2.5%は約6年ぶりの低水準
・争点は9月FOMCでの0.25%利上げの有無。織り込み確率は約48%で二分
・国内は8月12日確定値のまま。金23,974円/g、プラチナ9,398円/g
・本日10時更新の見立ては金24,254円/g(23,928〜24,581円)、プラチナ9,475円/g(9,291〜9,659円)
・本日21時30分に米7月PPI。明日は米7月小売売上高

毎朝お届けするこのレポートが、皆さんの一日の判断材料となれば幸いです。

【本日の営業・店舗情報】

  • 本日8月13日(木)は、池袋本店・心斎橋店ともに営業日です。池袋本店は完全予約制で、木曜日のみ10時30分開店(〜17時)となります。心斎橋店は10時〜17時です。両店の定休日は毎週水曜・日曜で、お盆期間中も定休日を除いて通常営業いたします。定休日もLINE査定と宅配買取は通常どおり受け付けております。


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※本レポートは情報提供を目的としており、投資・売却の判断を推奨するものではありません。

【データ出典】

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杉兼太朗
専門家

杉兼太朗(貴金属・宝石・ブランド品買取業)

ラウンジデザイナーズ株式会社 リファスタ

貴金属、宝石、ブランド品を買い取り、価値を正当に評価して次世代へとつなぎます。無料LINE査定や宅配買取にも対応し、急な資金の用立てや、終活、遺品整理といった幅広い顧客のニーズに寄り添います。

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