歴史的高値を更新し続ける金価格の現状と今後の展望
リファスタ 貴金属・ダイヤ 日次レポート — 2026年5月24日(日)
日曜日、皆さんいかがお過ごしですか?
週末ゆっくり過ごされている方、ご家族でお出かけの方、サウナでリセットされている方、それぞれの日曜があると思います。私もこの後の朝のうちに少し体を整えてから、店舗に向かう予定です。
今日は一日の始まりに、今週一週間の振り返りと、そして明日からの新しい週、つまり「今週の金相場の予想」をしっかりお届けします。
今日は何の日 — 5月24日「ゴルフ場記念日」
本日5月24日は「ゴルフ場記念日」。1903年のこの日、神戸・六甲山に日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」がオープンしました。創設したのは英国人実業家アーサー・H・グルーム。標高900mの山上に開かれた4ホール(後に9ホールへ拡張)の小さなコースが、日本ゴルフ文化の原点となりました。
同じ日は「伊達巻の日」でもあり、これは伊達巻の名前の由来とされる伊達政宗の忌日にちなんでいます。仙台の藩祖・伊達政宗が遺した美意識や工芸文化は、現代の刀装具や金細工にも息づいています。
「自然の中でゆっくり一日を過ごす」「想いを込めて形にする」——どちらも、宝飾品と通じる感覚です。
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国内買取相場(5月22日(金)レート ※週末同値)
※5/24(日)は国内卸価格の更新が平日のみのため、本日表示価格は5/22(金)終値ベースが適用されます。
- K24(純金・999):25,307円/g(前営業日比 +3円/+0.01%)
- K22(916):22,219円/g(±0)
- K18(750):18,904円/g(±0)
- K14(585):14,171円/g(±0)
- K10(416):9,490円/g(±0)
- Pt1000(純プラチナ):10,805円/g(国内公表価格・前営業日比 +59円/+0.55%)
- Pt900:10,069円/g(±0)
週初5/18(月)の安値(K24=24,988円)から、5日間で+319円(+1.28%)の戻り。プラチナも10,780→10,805円と小幅戻りで週を締めくくりました。
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海外マーケット — 本日4:00 JST時点
- NY金(COMEX):4,516.75 USD/oz(前日比 -26.20/-0.58%)
- NY プラチナ:1,931.40 USD/oz(前日比 -33.40/-1.70%)
- ドル円(USD/JPY):159.110(+0.22/+0.14%、円安)
- 米10年債利回り:4.56%(-0.01pt)
金は前回4時時点(5/23朝)の4,508ドルから一旦戻したものの、依然4,500ドル台前半でのレンジ推移。プラチナは1,930ドル台前半で底固め圏。ドル円は159円台前半で円安基調が続いています。
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動向予想 — 来週序盤に向けて
本日4:00 JST時点の4数値から逆算した方向感:
- 国内K24:NY金 -0.58%、為替の円安(+0.14%)で半分程度相殺されるため、週明け5/25(月)の国内価格は5/22終値比でほぼ横ばい〜小幅下振れの示唆。試算上はおおむね▲50〜▲150円のレンジ感。
- 国内Pt1000:NYプラチナ -1.70%と大きめの下落で、為替効果でも相殺しきれず、週明けは下振れ方向が明確。試算上は▲100〜▲180円のレンジ感。
ただし5/25(月)は米メモリアル・デーで米市場休場のため、実質的な値動きは火曜(5/26)以降が中心となります。
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今週の金相場の予想(5/25週・来週見通し)
今週は「材料待ちのレンジ相場、ただしイベント密集で振れやすい一週間」と見ています。
【金相場】4,400〜4,650ドルのレンジ想定
直近のNY金は5/14の高値4,700ドル付近から、5/19に4,488ドルまで急落し、その後4,500ドル付近で揉み合う展開が続いています。テクニカル的には:
- 上値抵抗:25日移動平均線の4,650ドル付近、50日移動平均線の4,680ドル付近
- 下値支持:200日移動平均線の4,370ドル付近
- 直近サポート:4,500ドル
Kitcoが集計したウォール街アナリスト13名のサーベイでは、来週の予想は「下落62%・上昇15%・横ばい23%」とベア優勢ですが、個人投資家56%は強気と意見が割れています。
今週の最大の焦点は、5/29(金)発表の米コアPCEデフレーター(4月分)と、米Q1 GDP改定値(5/28木)。FRBが最重要視するインフレ指標で、ここでインフレ鈍化が確認できれば米金利低下→金にプラス、逆に粘着的インフレが示されれば金には重し。
加えて中東情勢(特にホルムズ海峡を巡る米・イラン協議)の進展も無視できません。緊張緩和は原油安・金利低下を通じて金に支援材料、反面、安全資産需要は後退する両面性があります。
私の見立てとしては、4,500ドルを巡る攻防が続いた後、PCE次第で4,650ドルの上抜けトライか、4,400ドル割れの調整か、どちらかに振れる週になる可能性が高いと考えています。
【プラチナ相場】1,900〜2,050ドルのレンジ想定
World Platinum Investment Councilが5/19に発表したQ1レポートで、2026年通年の供給不足が297,000オンス(前回予想比+57,000オンス)に拡大することが確認されました。4年連続の供給不足、地上在庫は需要約4ヶ月分(2014年以来の低水準)と、ファンダメンタルズは極めてタイト。
それでも今週は5/14の2,200ドルから5/20の1,922ドルまで5営業日で-12%急落。これは需給ではなく、米金利期待の変化(FRBの利下げ後退観測)が短期的に勝った形です。
供給不足の構造は変わっていないため、1,900ドル割れは押し目買いの好機と見るアナリストも増えています。Metals Focusの2026年通年見通しは2,190ドル。来週は1,900〜2,050ドルのレンジ想定で、底固め→反発が試される週と見ています。
【為替(ドル円)】158.5〜160.0円のレンジ想定
足元は円安基調が続いており、米金利が高止まりする限り円高反転は限定的。159円台後半〜160円台への上抜けがあれば、円換算の国内貴金属価格には支援材料となります。
【まとめ】
来週はマクロ指標と中東情勢の両方が動く一週間。
金は4,500ドル攻防の決着、プラチナは底固めの試金石、為替は円安継続が焦点です。
保有されている方は無理に動かず、PCE発表後の月末(5/29金)以降の動きを確認してから判断するのが穏当です。
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ダイヤモンド市況 — Rapaport
Rapaportサイトに掲載されているMarket Commentは前週から更新が止まっており、本日新たな全体観の更新はありません。来週は以下の業界イベントが控えています:
- 5/25(月):米メモリアル・デー休場
- 5/25〜29:De Beersサイト(売上低調、ラフ価格据え置き継続)
- 5/27〜6/1:JCKラスベガス & Luxuryショー — 北米最大級の宝飾見本市
- 5/28(木):米Q1 GDP改定値発表
- 5/29(金):米コアPCEデフレーター発表(4月分)
業界の視線が一気にラスベガスに集中する一週間。トレンド発信・商談・新作発表が集中し、来週以降のダイヤモンド相場・ハイジュエリー需要を占う重要な週となります。
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リファスタ店舗情報
- 東京池袋本店:本日5/24(日) 10:00-18:00(最終受付17:30)通常営業
- 大阪心斎橋店:本日5/24(日) 10:00-18:00(最終受付17:30)通常営業
- 明日5/25(月):両店ともに通常営業
- ご来店予約・LINE査定:[https://lin.ee/Ya5d9z](https://lin.ee/Ya5d9z)
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今週の振り返り(5/18〜5/22)
K24終値推移:
5/18(月) 24,988 → 5/19(火) 25,479 → 5/20(水) 25,117 → 5/21(木) 25,304 → 5/22(金) 25,307
週初に大きく押した後、火曜にいったん戻し、水曜に再度下押し、木〜金で底固め。終わってみれば週間で+319円(+1.28%)の小幅高で着地しました。
Pt1000:10,780→10,940→10,610→10,746→10,805
金より値動きの幅が大きい1週間で、トレード妙味が改めて確認できました。
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締めくくり
日曜の朝、ゆっくりとした時間の中でこのレポートを読んでくださっている皆さんへ。
週明けからの新しい一週間、相場は動きが大きくなる場面も予想されます。
焦らず、自分のペースで判断材料を集めていきましょう。
毎朝4時にお届けするこのレポートが、皆さんの一日の判断材料となれば幸いです。
—— リファスタ CEO 杉
※本レポートは情報提供を目的としており、投資・売却の判断を推奨するものではありません。


