第二の仕事の相談にある対照的な2タイプ
こんにちは!
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の
寺田 淳です。
シニア起業についての3回目、
いよいよ起業することになります。
【ターゲットユーザー】
まずは 具体的なターゲットユーザーを策定します。
一つの考え方として極めて具体的なイメージのユーザーを考えて、
この人に来てもらうには何を狙いとするべきかを考えるやり方があります。
私はターゲットユーザーを「自分」として想定しました。
・50代 独身者。
・東京在住 。
・高齢の親の将来の心配を抱えている
・自分自身の老後の心配
・定年まで、定年後の人生設計が出来ていない
・早期退職を考えている
・ 資格起業を考えている
こういう人が興味を持つこと、関心ある情報は何か?
行政書士の業務範囲は広範にわたっている中で
相続や遺言、エンディングノートを業務主体として
取り組むことにしたのは、まさに同世代の共通する不安を
自分自身に見出したからです。
さらに最近では、業務範囲ではありませんが
転職や再就職時のアドバイスや実体験を踏まえた
セミナー開講なども始めています。
こちらはまさに、自分だけのノウハウであり、
実体験という差別化可能な「売り」だったのです。
【交流会】
起業してみると気付きますが、いろいろな職種で交流会が開催され
異業種間の交流会も盛んに行われています。
こういう機会があれば、ぜひ積極的に参加しましょう。
さらには なるべく定期的な交流会に 継続して参加する事をお奨めします。
そうしますと 顔なじみができやすくなり、
自然と人脈拡大や仕事のチャンスの芽が拡がります。
ですが、交流会では次の1点だけ、注意して下さい!
「相手に対して今の自分は何が出来る(提供出来る)か」です。
私のモットー は 「魅は与によって発し、求によって滅す」 というものです。
意訳すれば人間の魅力はまずは相手に与えることで輝きを増し、
自分優先に考えればどんどん失われていく でしょうか。
交流会に参加しているといろいろなタイプの方に遭遇します。
「何々をやっています、仕事下さい!」
「こういう資格があります、提携しませんか?」
または
「貴方の扱っている仕事についてお聞かせ願えませんか」
「同業の先輩としてアドバイスをお願いしたく」など等・・・
会話が長続きして会話の輪が広がるのはどういうタイプかは
わざわざ言う必要はありませんね。
【在職中の方の場合】
さて、50代に起業を考える場合、大半の方はまだ在職中と思います。
順番が前後しましたが、在職中にしておくべき事を挙げてみます。
① 起業(退職)前に 今の仕事に関する知識のブラッシュアップ、
または、 新たに起業する為の知識のブラッシュアップを図りましょう。
② 起業後に接点を持ちたい人、会社を選別しておきます。
会社を離れても 活きる人脈、活かせない人脈を早めに見極めるのです。
③ 上記で選別した相手には
退職後にも接点が持てるよう積極的なアプローチを図ります。
【起業ということ】
最後に、起業して大きく変わる事についてです。
勤め人の場合は、
ヒトからの評価、出世、人間関係が自分の立ち位置の基準になり易く
起業家 の場合には、
事業の成長、社会への貢献が基準になり易くなります。
これまで基準としてきた視点も立ち位置も180度異なる。
この点をしっかり認識することが大切です。
典型的な勘違いとして
独立して作成した名刺の肩書に〇〇株式会社 元役員
元○○社勤務と書く人がいます。
同じように自己紹介の際に必ず前職の肩書や業績を披見する人も。
全くの無意味どころか、却って人心が離れる事に
気付かないのでしょうか?
また、独立、起業の場合のリスクとして
セルフコントロールの問題があります。
自分の行動は自分でしか管理できないと言う事です。
事務所に 遅刻しようが 急に平日に休もうがそれは自由です。
身だしなみも強い規制はありません。
ですが、 一度緩めた規範はなかなか元には戻せません。
もうひとつ気を付けることがあります。
それは、ビジネス感覚の保持 と言う事です。
嫌と言えない、断れない性格 。
友人知人としか人脈出来ていない 。
報酬の話を切り出せない お人よし。
これでは、正当な報酬を受け取る事すら難しいでしょう。
会社員でしたら、組織としてのバックアップや肩代わりも期待出来ます。
でも、起業したのなら、全てを担うのが当たり前です。
私の例で恐縮ですが 知人の中には「昔の誼で、ただで相談に乗ってよ」
「自分の知り合いが困っているんで一肌脱いでほしい。」というケースがありました。
友人だから無料で? 俺の顔を立てて最優先で働いてくれ?
一度でもこれを緩めるとどうなるか
「あそこはただでやってくれた。」
「俺が紹介すればただで、最優先でやってくれる。」
と言った、ネガティブな口コミが蔓延します。
私は全て「規定通りの対応」を通しました。
幸い、私の友人ですから(?)
賢明にもこちらの説明をすぐに理解してくれ
撤回してくれましたので事なきを得ました。
前述した私のモットー
「魅は与によって発し、求によって滅す」
とは全く意味が違う例であることは言うまでもないでしょう。
【50歳からの人生を考える】
ここまでの話を聞いて起業を再考する、
再就職の途を選ぶという方も当然出てくるでしょう。
再就職や転職の場合でも基本は「出来る仕事」で探すことです。
「やりたい仕事」に固執するという貴方
その仕事が貴方の身に付くまでどのくらいの時間を要しますか?
貴方の考えを許容するような会社を探し続けますか?
さらに再就職でも転職でも、必ず定年は訪れるという事です。
再就職先の雇用期間は何年か?
幸いにも定年後2年間、62歳まで再就職が先出来ました。
では63歳からの人生は?
「また仕事探しに奔走」する人生を繰り返しますか?
50歳で第二の人生を考える。
起業独立にしても再就職・転職にしても
充分な準備期間を考えればまさに、この年齢がタイムリミットなのです!
今日の内容について
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