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大槻圭将プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

上質なレジデンスの見分け方。素材(フローリング)編

大槻圭将

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テーマ:高級賃貸|マーケットリポート


グロブナープレイス神園町

良いレジデンスが持つ独特のしっとり感や重厚感。
この上質な空気感の要因は、余裕のあるスペースデザインや使われている素材、住人のクオリティー等々。
今回はその中でも内覧時すぐに使える「フローリング素材の見分け方」についてお話します。

どーんと存在感を放つフローリングとそうでないフローリングの違いは、「単層(無垢)か複合フローリングか」です。
厳密に言うと最近では表面を無垢にしている上質な複合板もあるのですが、ここでは一般的なところをざっくりで。
字の通り単層フローリングは厚さ20mmのまさに一枚板で、それを床に一枚一枚張ったもの(床暖房の上に張るものは18mm)。複合フローリングはベニヤ合板の一番上の表面に厚さ0.25mmのフローリング素材を張り合わせたもの。

見分け方は簡単で、複合はよく見ると板が一枚一枚独立しておらず、だいたいは303mm×1820mm、もしくは150.15mm×1820mmのパネルになっています。
板の縦ラインではなく横ラインに注目すると、「あ、あみだくじ的にジグザクしていた横ラインが横一列で揃っている」とわかります。
あと、冬場は乾燥するので、一枚板の単層フローリングは継ぎ目が広がり不規則なガタが多少出ます。

値段が違うだけに、やはり単層無垢の方が断然「あの空気感」があり、木の香りを感じつつ、使い込んで出てくる味も本物ならでは。
冬の朝に裸足で感じる質感はさらにわかりやすく、単層無垢は木の優しい暖かみが足に残ります。
少し乱暴に言うと合成皮革ではなく上質なタンニンなめし革、といった感じでしょうか。

グロブナープレイス神園町

高級賃貸という言葉で様々なレジデンスがひとくくりになっている昨今ですが、実際はピンキリです。
素材にも注目をすると、レジデンス探しがもっと楽しくなるかもしれません。
次回は「石」についてお話します。
*写真は「グロブナープレイス神園町」。
フローリングの存在感が温かい、素敵なレジデンスです。
高級賃貸high-class.jp「グロブナープレイ神園町」

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大槻圭将
専門家

大槻圭将(不動産コンサルタント)

株式会社ノースエステート

「不動産は投資ではなく経営するもの」と考え、反響数や内見数、空室数とその期間などをデータ化して物件オーナーと共有。借り主向けの24時間サポートや弁護士相談サービスを無償でオーナーに提供します。

大槻圭将プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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