「安心」「楽しい」「自分らしい」将来の暮らしをサポート（3/3）

ファイナンスと不動産のプロとして、地元の活性化に貢献したい

　相続の問題でも、大きなウエイトを占める不動産ですが、資産配分や家族構成等の違いで、有効な対策は変わってきます。「不動産を分割した方がいい？」「アパートを経営すると節税になる？」など判断に迷った時、税理士に相談する人も多いでしょうが、その税理士が、不動産に詳しいとは限りません。「相続税額は不動産の評価額によって変わるので、いかに評価額を下げるのかが重要なのですが、評価額を下げる工夫ができない人に相談すると、考えられる中で最大の額を支払うこととなります」と西山さん。銀行やハウスメーカーのアドバイスもそうですが、専門家の言うことだからと鵜吞みにせず、不動産に詳しいFPにセカンドオピニオンを求めておくと安心です。

西山さんは、地元である雪が谷大塚や周辺地域の活性化にも寄与したいと考えています。「たとえば、この地域で住宅を購入するための資金の作り方や、敷地面積が狭くても、デザインの力で住みやすい家を作る方法を教えて、若い人が住宅を取得するためのサポートをしたい。空き家をそのままにせず、使ってくれる人を呼び込んで、家を探している人と高齢者をつなぐ活動にも取り組みたいと考えています」

今の一時的な幸せと、5年、10年先の幸せは、同じとは限りません。「将来のことはわからないかもしれませんが、『あの時、相談しておいたから大きな変化に対応できた』と、後で思ってもらえたらうれしい」と西山さん。相続に関するセミナーも好評です。

（取材年月：2017年3月）

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